DIYで繋がる、大家と入居者の素敵な関係性。 - 物件ファンは、大家さんファン。
物件ファンは、大家さんファン。
忘れがちですが、世の中には、物件の数だけ大家さんがいます。たのしい物件には、たのしい大家さんがいるはずです。
大家さんと会ったことある方も、そうでない方も。不動産好きだったら、物件だけじゃなく大家さんも愛でましょう。
大家の鈴木柄美さんは、古い戸建やマンションの味を残しDIYも行って再生するのが得意。以前、物件ファンに掲載した「トウフハウス」も、鈴木さんのアイデアやセンスの光るレトロでかわいい戸建てでした。
鈴木さんが所有する物件はどれもDIY可能で、入居者さんにDIYの方法を教えることもあるそうです。 大家さんと入居者さんとの関係、物件ファン的にはとても気になるところ。 ちょっと伺ってもいいですか?
なぜDIYを始めたんですか?
DIYは夫婦でやっているんですが、以前は2人ともリフォーム会社勤めで、現場の細かい作業をしていたのと、自宅もちょこちょこDIYしていました。
もっとルーツを辿れば、私の祖父が大家さん業をやっていて、そのアパートも古くなってきて改装可能だったんです。廊下を通ると開いた玄関ドアから思い思いに改装された素敵な室内が見えて。子供の頃からインテリアや建物が好きだったので、ワクワクした覚えがあります。 だから自然と「DIYっていいよね」と思えるというか、暮らしを豊かにする手段として当たり前のような感覚がありますね。
傷がついたときのメンテナンスのしやすさから最近は新築もリノベも「フローリング」と表示があっても、実際は木目のリアルなフロアタイルが多いですよね。 素材の利点は理解していますが、私にはどうしても「木目柄のフェイク」なんです。 トウフハウスのような築古の部分リノベには、高いものでなくてもいいからやっぱり木製が合うと思います。特に市松フローリングは昭和レトロ感があって「一周まわった可愛らしさ」があるので、苦労して探しました。
そして「このお部屋なら傷がついていても味があって良い!」と思ってくださる方をターゲットにしたいので、そのためにも素材やテイストは徹底的にこだわりプランを練っています。間取り図も雰囲気が出るよう手描きしました。リフォーム会社時代が役に立っています。
今回入居してくださる方は、都心の人気エリアにお住まいでしたが「自分達にもっと合う良い家があれば引っ越したいな」というくらいの温度感の方だったんですが、Twitterで物件ファンのツイートを見て、これだ!と思ったそうです。
私は車も好きでSUZUKIの平成初期型ジムニーに乗っているんですが、入居者さんも同じものに乗っていたんです!(笑) さらに、後にお話ししていて、音楽という共通の趣味もあるとわかりました。 それってセンスや感性がかなり似ているということですよね。だからこそ、私がいいと思う内装で作ったこの家そのものを本当に好きになってくれたのではないかな、と思っています。
入居者さんと交流することも
レベル差はありますけれども、私たち夫婦を凌ぐほど素晴らしいDIYをやっている方もいます。一方で、こうなれば住みやすいんだけど、具体的なやり方がわからないという方もいます。その場合は相談に乗って、作業を手伝うこともありますね。
入居者と交流があることに否定的な方もいます。でも私達は恵まれていて、入居者さんは本当に若いのに誠実でしっかりされていて。いいお付き合いをさせていただいています。
所有してる物件が、ひとり暮らし向けのワンルームではなく、ある程度広さのある戸建やマンションだとファミリーの方やカップルの方が入居します。そのうちお子さんが産まれてお祝いしたり、どんどん関係性が深くなっていきます。退去されたのにずっと付き合いがある方もいますよ!
好みが似た大家さんと入居者さんだからこそ、気が合うのかもしれませんね。 こんな形の関係性が世の中にあって良かったなあ。 鈴木さん、どうもありがとうございました!
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