ここ数日、「ジムのログハウス」や 「エンピツハウス」といった ややクセツヨなネーミングの 素敵物件をご紹介してきました。 この流れでぜひ紹介させてください、 その名も「ハウルの動かない城」！

つい掲載元サイトさんのコピーを そのまま拝借しちゃいましたが、 だって一度聞くとそうとしか見えない。 パーツをつぎはぎしたような外観といい、 深い緑×赤のカラーリングといい、 「ですよね！」と全肯定したくなる 堂々たる佇まい、というか勇姿なのです。

気になる場所は兵庫県たつの市。 たつの市といえば、『男はつらいよ』の 傑作回のひとつ「寅次郎夕焼け小焼け」 のロケ地として名高い街でもあります。 （若き日の太地喜和子が最高！）

そんな、かつては寅さんもふらりと訪れた 土地にあるこちらの物件、 近くを流れる揖保川のせせらぎが聞こえる のどかな環境ながら、駅から徒歩12分の 意外と便利な立地も魅力的です。

お家は3階建て、フロアの合計面積が 151㎡もあるゆったりした3LDK。 もともとはオーナーさんが趣味を活かして ガレージハウスにリフォームする 予定だったのが、状況が変わったために この雰囲気を楽しんでもらえる人に 販売することにしたそうです。

なので、1階は半分以上がガレージ。 これだって車やバイク、自転車が 好きな人にはたまらないんだろうなあ。

加えて、洋室がひと部屋あります。

同じく1階にある玄関は、 外観からは想像しづらい 使い勝手の良さそうな王道のタイプ。 奥に見える階段を2階へ上がると、

お家のメインのスペースである LDKが広がります。

キッチンは作業しやすいL字型、 マスタードイエローの見た目もかわいく、 このまま使ってもまったく問題ない というか使いたいと思わせるクオリティ。

6帖の和室は、収納が明り取りの上に 浮いたようなつくりで、なんだか不思議。 たぶん、この収納部分が外に出っ張っていて ハウル的な外観を構成する要素に なっているのだと思います。

ほら、手前の緑の四角い部分。

そして、私のイチオシは水まわりなんです。 洗面脱衣所の前に小さな内階段があり、

その先に浴室が。 白いタイルは清潔で、 浴槽のお花柄はかわいらしく、 窓のすりガラスは味わい深く。

トイレのタイルはブルーグレーです。

さて、さらに階段を上って3階へ。

3階にも洋室がひと部屋あるようですが、 お写真の用意はありません。 その代わりに見ていただきたいのが 360度のパノラマが楽しめる ルーフバルコニー！

と思ったらまた階段があり、

その上にもうひとつルーフバルコニーが。 しかもお山ビュー。

住宅街ビューも空が高くて良いですねえ。

最後に、いくつか前にご覧いただいた 3階のバルコニーにあるこちら。

扉を開けると、なんと昇降機でした！

これを使えば1階から 物を上げ下ろしできるってこと…？

外観を確認すると、左に見える 煙突みたいな部分のはずなんですよね。 オーナーさんは「普通の家だよ〜」と おっしゃってましたが、どこが普通なのか。 と、まあそんなふうに さりげなくすごい設備まで付いた お家なのです。

このハウルの動かない城、 少しのDIYでさらに良くなりそうで、 どんなふうに使おうかと考えると 妄想がむくむくと湧いてきます。

小さいお子さんを連れて移住すれば 子どもにとっては遊び甲斐のある 建物および環境でしょうし、 セカウンドハウスにするのもいいでしょう。 友人や趣味の仲間と一緒に購入して 合宿先にするのも楽しそうです。 いずれにしても、唯一無二の家で過ごした 忘れがたい時間になるのではないかな。