神奈川県鎌倉市、雪ノ下。 鶴岡八幡宮のすぐ横の山の上に、 なんともいい雰囲気の 古民家シェアハウスがありました。

シェアハウスがあるのは、 170段の石段を登った先。 えいとこしょ、よいとこしょと 登り切った人だけがお目にかかれます。

最後の一段に足をかけて ぐんと体を持ち上げたら…… まずは、景色を楽しんで。

山の上にあるからこその たまらなく気持ちいい景色。 視線の奥には、太陽に照らされて ピカピカときらめく海があります。

お部屋は5つ。賃料は Room.1：75,000円、 Room.2：60,000円、 Room.3：75,000円、 Room.4：60,000円で、 Room.5はすでに入居者さんがおられます。 広いお庭もお使いいただけますよ。

リノベーションされた室内は やさしい木のぬくもりがたっぷり！ 木々をすり抜けた光が 窓からあたたかく入ってきて、 なんてホッとする空間だろう。

キッチンやお風呂、 トイレなどは共有スペース。 家具や家電が揃っているのも シェアハウスの強みですよね。 木漏れ日が降り注ぐリビングで、 「おはよう」の交換もできるかな。

水回りは新しくはないものの、 ちゃんと人の手が入っている 清潔さを感じられます。

水色のタイルの目地もほら、 まだまだ白さを保っています。 女性限定のシェアハウスなので、 その点でも安心感がありますね。

それぞれのお部屋もですね、 この肩の力が抜ける感じ…… すべてのお部屋に窓があり、 豊かな緑を身近に感じられます。

ベッドに落ちるまぁるい光の玉、 きれいだなぁ。ずっと見てたいや。 ぼんやりすることも大事なんだって、 ここで暮らせたら思い出せそう。

つるんとした床の モダンなお部屋もありますよ。 けれどところどころに木の味わい、 窓からはちゃんと緑が見える。 蝋燭のような照明もオシャレです。

どのお部屋を選んでも、 きっと満足できる気がする。 古民家暮らしに憧れつつ 踏み出す勇気が持てない人は、 共同生活から始めるのはどうでしょう。

春はあたたかさにまどろみ、 夏はお庭でスイカや花火。 食欲の秋で山の幸をいただき、 寒い冬はみんなで鍋を囲もう。 自然の中の風情ある暮らしを 気軽に楽しめる鎌倉のシェアハウス、 どうか、お部屋に空きがあるうちに。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。散歩中におうちの外観をつい見てしまう。最近はInstagramのストーリーによくいます。 @kmn_nana