夏には海水浴を楽しむ人でにぎわう 逗子海岸と、山がすぐそば……

いえ、すぐそばというより 海と山が目の前にあるマンションを、 今回はご紹介させてください。

外観はパッと明るいホワイトで、 さわやかな海とよく似合います。 芝生のお庭は、事前予約をすれば バーベキューなどができるそうですよ。

マンションは6階建て。 エレベーターで4階に上がると、 深い海を思わせるシックな床が お出迎えしてくれます。

まずは間取り図をどうぞ。 2013年にフルリノベーション済みで、 さらに2023年の6月には 壁もきれいに塗装したのだとか。

もともとは12畳・6畳・４畳半の お部屋があったのですが、 リノベーションで広く使えるリビングがある 1LDKに変身させたそうで。 おお、気持ちのいい決断力。

玄関を入ってすぐにおしゃれ！ 落ち着いたカラーのタイルに 味わいのある木のオープンラック。 木目がしっかり見えるこの感じ、 いいですよねぇ。グッときます。

あ！　ガラスブロックがありますよ。 光をゆるやかに通して、 玄関にぬけ感を出してくれます。

その横のコートハンガーは イームズのものなのですって。 つるんとシンプルな シェルチェアで有名なブランドです。

居住スペースはカクッと 曲がった先に広がっているので、 玄関先にお客さまがきても 中を見られる心配はありません。

ちなみにこちらの扉は 左がトイレ、右が洗面所です。 水回りはのちほどお見せしますね。

大胆に間取りが変更されたおかげで、 なんとも気持ちのいい解放感！ 寝室はパーティションで ほどよく仕切られていて、 リビングといい具合につながります。

空間をキッチリと区切らないことで、 一台のエアコンでお部屋全体を 涼しくしたり暖かくしたりできるのです。 環境にやさしく、お財布にもやさしい。

ちなみに床はすべて無垢の オーク材フローリング。 床のなめらかさを堪能してくださいね。

海側のお部屋ではないですが、 ベランダに出てひょいと横を向くと 青い海。その上には青い空。 ブルーの美しい景色が広がります。

では、寝室のなかへまいりましょう。 まんまるのお月さまみたいな 照明がかわいらしいですね。

寝室の収納はオープンタイプ。 服だけでなく、雑貨や本を きれいに並べるのもよさそうです。 ワイヤーのカーテンレールが 設置されているので、隠すこともできます。

寝室横はフリースペースとしてどうぞ。 オーナーさまは、過去には 洋裁のアトリエスペースとして、 また在宅勤務中の仕事場としても 使っていたそうですよ。

家具を設置するとこんなイメージ。 フリースペース側から見ると 広々としたリビングと 窓の向こうに広がる自然。 すがすがしい開放感です。

フリースペースにもたっぷりの収納。

収納はお部屋全体で２人分。 どなたかと一緒に暮らしても 大丈夫ですよ、とのことです。

お次はキッチン！ 後ろがゆったりしていて、 追加で棚やラックも置けそうです。

内側にタイルが貼ってある。 ただそれだけで、こんなにも 心が踊り出すのはどうしてでしょう。 タイルの目地もふんわりグレーで、 やさしいホワイトのキッチンとぴったりです。

窓から見えるマンションの屋根が あざやかなオレンジなのもいいな。 木々のグリーン、海と空のブルー、雲のホワイト。 そこに加わる屋根のオレンジ。 元気が出そうなフレッシュな配色です。

トイレはソーダのような あわい水色の塗り壁がいい感じ。 水回りではですね、わたくし 洗面所にいちばん胸を射抜かれたのです。

それがこちら！　かわいいですねぇ！ タイルのホワイト、壁の水色、 そこにやさしげな木の配色がプラスされ。 ナチュラルなトーンにメロメロです。

ぷっくりしたライトも愛らしいですね。 水の中をぷくぷくと遊びまわる泡みたい。 まぁるい鏡はおしゃれなだけではなく、 中は収納になっているそうですよ。

夜になり街が静かになると、 バスルームの小さな窓の向こうから 波の音が聴こえてくるのですって。 ざざん、ざざんと 心が落ち着く音を聴きながら、 ゆっくり温まってくださいね。

逗子海岸では、年に一度 花火大会が開催されます。 住民さんは、うれしい特権として 屋上から花火を鑑賞できるそうですよ！ お友だちも呼んでいいんですって。

夜の海を彩る花火を 人混みに流されずに見られるなんて。 最高の思い出になるだろうな。

自然がそばにある立地だと 車移動が必須のイメージがあるのですが、 徒歩圏内に大型スーパー、パン屋さん、 ケーキ屋さんに、お酒屋さん。 さらにはイタリアンやビストロなど あらゆるお店が揃っているので、 車がなくても十分生活できるとのことです。

働き方が多様になっている昨今。 いつか海の近くで暮らせたら……の、 その「いつか」が、だんだんと 手が届く距離に来ているのかも。 そう感じた、今日この頃でございました。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。散歩中におうちの外観をつい見てしまう。主にツイッターにいます。 @kmn_nana