以前も物件ファンで ご紹介させていただきました、 “星が見える物件”を手がけている Astronote（アストロノート）さん。 前回の物件名は「カペラ」でした。 https://bukkenfan.jp/e/5865165746098669834 今回ご紹介する物件の名前は 「フォーマルハウト」。 星が少ない秋の夜空で ぽつんと静かに光る、 たったひとつの一等星です。 “みなみのうお座”という星座の 口に当たる部分の星なのですって。

場所は神奈川県三浦市の 三崎町諸磯。海の近くです。 物件が星の名前ですからね、 夜になれば満天の星空を たっぷりと堪能できます。 駐車場は安心の4台分。

建物は昔ながらの木造建築。 伝統の味わいを残しつつ、 現代の暮らしに合わせて フルリノベーションされました。

軒下に視線を向ければ、 ハッキリとした渋い木目。 銅板で作られた雨どいも どっしりとしていいですね。

間取りは、2SLDKの2階建て。 パートナーさんと2人暮らし、 もしくはお子さまのいる ファミリーさんも合うかな。 リビング前にはお庭もあります。

わ、深みのある木の色がすてき！ 玄関を開けると目に入る階段は 木造のスケルトン仕上げ。 ゆるやかに光を通して 空間に開放感を与えてくれます。

くるりと向きを変えて、 こちらは16帖のリビング側から。 大工さんの匠の技が光ります。 これは家具を選ぶ際も ついこだわっちゃいそうです。

アクセントクロスに使われた 吸い込まれそうな濃いブルーは、 宇宙をイメージしたそうですよ。 お月さまデザインの時計や 星空モチーフのオブジェなど、 宇宙に合う小物を添えたいな。

左側には、3帖のワークルーム。 もともとは茶室だったそうです。 なんだか、勉強や仕事に 静かに向き合えそうな気がする。

リビングからはこちら、 さわやかなお庭に出られます！ シマトネリコと青紅葉が植えられ、 すでに青々と元気いっぱいの様子。 夜になれば星も見えますので、 縁台を設置してゆったりと 星空を鑑賞するのもいいですね。

外部水栓もありますので、 お庭でワイワイと花火や BBQをするときに役立ちそう。 暖炉のように積み上げられた 石のデザインがおしゃれです。

さて、室内に戻りまして。 ダイニングキッチンは6帖。 新設されたピカピカのキッチンは 3くちのガスコンロにグリル付き。 ワークトップも広々しています。

いいなぁ、出窓がありますよ。 キュートな花瓶を並べたら、 憧れのお花がある暮らしも いつか日常にできるでしょうか。

バスルームは1階にあります。 窓があるので換気も楽ちんだ。 トイレは各階にひとつずつ ありますのでご安心ください。

それでは2階に、トントンと。 2階には6.8帖と8.5帖の洋室があり、 それぞれに収納も付いています。

あぁ、気持ちのいい空間だ。 おだやかな木の建具や 板張りの天井も魅力ですが、 なにより窓から見える景色に ググッと心が掴まれます。

窓を開ければ、サーッと 頬を撫でるやさしい風。 視線を先に進めれば、 つややかな木々の緑に 身も心も浄化されるようです。 2階は3面採光なので 風通しや日当たりは抜群です。

そしてそして、 理想の暮らしを送るためには 家の中だけではなく周辺も 魅力的であってほしいですよね。 あります、海。あります、公園。

諸磯海岸までは1.5km。 車はもちろんですが、 自転車でも気軽に行ける距離です。

沖縄に来ちゃったの……？　と 勘違いしそうになるほどの透明度。 休日にシュノーケリングで 大小さまざまな魚たちと戯れたり、

はたまた2.7kmの距離にある 星の聖地「城ヶ島公園」で 夜の散歩を楽しんだり。

城ヶ島公園の夜明けは、 息を呑むほどの美しさです。 切ないグラデーションを ぼんやり眺めている時間の なんと尊いことでしょうか。

物件から4kmの距離には 豊かな生態系が残る 「小網代の森」がありますので、 現代社会の疲れを癒しに 足を運ぶのもいいですね。

広大な海、自然あふれる森、 そして降り注ぐ満天の星空。 ただそこで過ごしているだけで、 命の深呼吸ができそうな場所だ。 そこに建つ物件がリノベ済みの 日本家屋だというのですから、 もうわたしとしては文句のひとつも 出てこないのでありました。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。散歩中におうちの外観をつい見てしまう。最近はInstagramかThreadsによくいます。 @kmn_nana