
昔々あるところに…ではなく現代! 築100年以上、二棟で使える茅葺屋根の古民家。(神奈川県小田原市192㎡の賃貸物件)
昔々、あるところに──
と書き出したくなる家です。


主役は茅葺屋根の平屋。 その右手に瓦葺きの二階屋。
この二棟、実は中でつながっていて、
一体で使えるという贅沢な構成です。

築100年以上の、圧倒的貫禄。
しかも茅葺は
2016年頃に葺き替え済みで、
保存状態は見事のひと言です。

なんと、天井の一部が天窓のように抜かれ、 そこから茅の内部構造が見えるんです。
建築好きにはたまらない演出です。
構造を隠さないという美学。

ガラス建具に囲まれた、
大きな石の土間。
ここに立つと
背筋が自然と伸びます。

現代住宅の合理性もいいけれど、
こうした和室の連なりを見ると、
空間の格というものを思い知らされます。



ぽかぽかと日向をため込み、
庭を切り取る額縁のような存在。
ここでうたた寝をしない自信はありません。

1月下旬には梅が咲き、
茅葺との相性は、もはや日本画です!

ここには軽い家具ではなく、
重みのある木の家具を置きたくなります。


この板間が、ダイニング、キッチンへと
続いています。







引き戸上の横長窓が
水平回転で開く仕様です。
三角天井なのも
小屋みたいでかわいい。



網代天井が照明で ライトアップされているかのよう。 明かり取りの窓も健在。
ですが、この和式は現在使用不可です。
じっくりご見学ください。

こちらの一階には、 お庭を望む、南向きの広い洋室があります。
掃き出し窓から光がたっぷり差し込み、
写真を見ているだけでも癒されます。



そのため本物件の用途は事業用のみ。 業種はご相談となります(※民泊不可)。
そしてもうひとつ大切なこと。 室内は現状のままご使用いただき、 改装・変更は原則不可となります。
この建物は、
「変える」前提ではなく、
「引き継ぐ」前提の建築です。

大家さんはこの建物を心から大切にしていて、
できる限り現状を保存したいと考えています。

ではなく。
いま現在、 ここ小田原に、 ちゃんと丁寧に残されてきた建築です。
大家さんの想いを共有し、 建物を引き継げる方、ぜひに!
文・戸田江美 @530e
1991年生まれ。デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。
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