京都の人気エリア、
一乗寺駅から歩くことわずか2分。

こちらの路地…というより
旗竿地（道に自転車停められます）の
奥にたたずむ、

コンパクトな戸建て。
カラカラと開くタイプの
昔ながらのガラス戸をはじめ、
外観は何の変哲もない古民家。
なんですが、なぜか素敵なオーラを
まとっていると感じませんか？

玄関扉を開けた瞬間、
その予感は確信に変わります。
砂利をあしらった土間に、
造り付けの木の棚。

なにより玄関ホール全体が
ガラスで囲まれて
やさしい光に満ちています。

2階に広いテラスを備えた
1LDKの戸建て。
素敵なリノベーションは
京都と東京を拠点とする建築設計事務所
IN STUDIOさんが手がけたものだそう。

奥の格子戸の向こうが玄関、
そこからキッチン、ダイニング、
リビングが続く縦長の空間。
チークフローリングの床と漆喰の壁、
そして木張りで統一した天井が
あたたかな印象を与えます。

キッチンがあまりにも
お家になじんでいるので
既存利用かなと思ったのですが、
水栓を見ると新しいとわかります。
あえてレトロなデザインのものを
チョイスしたのでしょうね、うまいなあ。

ダイニングはこんなふうに
窓際にテーブルを置いて。

飴色に光る柱と
レトロな木の建具がたまらん…。

リビングの大きな窓から
光がたっぷりと注ぎます。
古い家にありがちな
中途半端な高さの窓も、
ベンチをつけると
こんなに素敵になるのですね。

リビングの奥にはトイレ、

それから洗面台を挟んで

お風呂があります。
昔懐かしいステンレスの浴槽ですが
きちんと改修されていて、
こう見えて追い焚き機能付き。
浴槽と白いタイルの
コントラストも好きなだあ。

続きまして2階へ上がった先には、

勾配天井が素敵すぎる寝室！
板張りの天井は勾配がつくことで
より魅力的になるんですね。

布で仕切った収納、
めちゃくちゃレトロな建具も
味わい深いです。

そして、ベンチが備わったほうの
窓は外に出ることができまして、

なんと、ひろびろとしたテラスが！
この開放感は予想していなかった、
うれしいサプライズです。

ご覧のとおり家の西側隣地は畑。
おかげで日当たりも通風も
良好なんだとか。

さらには耐震改修のほか
壁の一部、屋根、床、内窓は
断熱改修もしているそうで、
快適な暮らしへの配慮も万全。

古いものと新しいもの、
光と風が渾然一体となった
すばらしいリノベーションなのでした。