アパートでダブルシンク！？ いえいえ、これはキッチンと洗面台を 1か所に配置したものです。 あまり見ない仕様だけど、 使い方が広がりますよね。 ひとり暮らし向けアパートで 限られたスペースを生かす 工夫とデザインにあふれた家です。

まずは素敵な外観から。 レンガ模様が個性的な デザイナーズ物件です。

各戸の入口や通路もレンガ。 家に帰って来るたびに見つめて 愛が高まりそう。

部屋は1Kです。 専有部分の手前半分は水回り、 奥半分に居室が広がるつくり。

玄関はこちらです。 コンロの奥に見えるスペースが 冷蔵庫置き場。

向かいに下駄箱があります。 収納力は十分ですね。

入口からキッチンを見た様子。 これだけで心奪われてしまいます。 外観と共通したレンガ調のタイル。 さらには白い壁とイエローの天井、 フローリングが織りなす優しい雰囲気を、 ステンレストップの2くちコンロが ぐっと引き締めます。

そしてこのダブルシンク！ 右側は洗面用を兼ねています。 でも、料理好きにはうれしいですよね。 作りながら出る洗い物をまとめたり。 友達と2人で料理を作ることも可能です。 料理と洗面の兼用シンクには抵抗がある人も これなら大丈夫だろうし、 見方を変えれば大きな洗面台にもなる。 まさに一挙両得ですね。

2つのシンクの上には、収納と鏡。 それぞれ別の役割を与えられています。

トイレは洗濯機置き場と同室。 洗面はキッチンなので ここにはありませんが、 さっと手を洗うくらいなら トイレのタンク上部でも十分。

当然ながらお風呂も ワンルームによくある 洗面台一体型ではありません。 洗い場で汗を流して湯船に浸かり ゆったりを過ごしましょう。 毎日のくつろぎスペースは 妥協したくないですよね。

お風呂の外の廊下には カーテンレールがあって、 このスペースが 一時的な脱衣所になるんです。

隣の扉を開けると クローゼットでした！

キッチンとお風呂、 トイレと洗濯機置き場、 そして脱衣場が、 それぞれ快適に使えるよう 機能的に配置された空間。 その奥にあるのが、

5.3帖の居室です。 ベッドは高い位置に 作り付けられていますが、

はしご階段もあるのでご心配なく。 5.3帖の広さで ベッド下のスペースが 活用できるのはありがたいです。

見上げればこの優しい天井。

キッチンと部屋は 扉で仕切ることができますが 天井に風通しの用の開口があります。

そして窓の外には緑も。

最寄り駅は、東急大井町線の緑が丘駅。 自由が丘までも歩いて9分で、 住環境もこの上なく豊かです。 敷金礼金なしというのもうれしい。

限られたスペースを活かす 機能的な設計ながら、 デザインにも妥協しない。 こだわりの詰まった住まいです。

文:音蕗 弦 今年は自宅を絶賛リフォーム中 好きなのはクラシックギターとブラジル音楽