鴨川と高野川に挟まれた鴨川デルタの
北に広がる下鴨エリアは、
京都市街でも屈指の閑静な住宅街。

大きな邸宅がゆったりと建ち並ぶ
街の一角に、昭和レトロな
文化住宅を見つけました。

このあたりで、このこぢんまりした
賃貸物件はけっこうレアかも。
どんなお家だろう？ と
ドキドキして玄関扉を開けると、

あら、無垢床！
玄関即キッチンという間取りは
ザ・昔ながらの文化住宅ですが、
床には木が香りそうな無垢板が敷かれ、
キッチンはピカピカのステンレス。
朝から魚を焼いて、
だしの効いた卵焼きをつくって。
炊きたてのごはんをお茶碗によそって
「いただきます」。
このキッチンには
そういう暮らしがよく似合う。

奥にはダイニングスペースが続きます。

ちゃぶ台にするか、
ダイニングテーブルにするか
悩ましいところですね。
ちゃぶ台にするとリビングも兼ねて
このフロアだけで生活できそう…
ついそんなことを考えてしまいますが、

贅沢なことに2階もありますよ。

2階のお部屋は1階と同じ
9帖の洋室。

窓の手前にある棚、見えますか？
わかりづらいので寄ってみると、

これがかわいいんです！
アーチのデザインがレトロな棚は
既存のものを活用してるのかな？
それとも新しく設置してくれたのかな？
いずれにしても、
このお家に似合いすぎる。

この棚と窓際のあたりを
趣味や作業のスペースにして、

逆側は寝室に。
押し入れがあるから
お布団で寝るのもいいけれど、
ここはマットレスを置くのが
楽ちんでよさそう。

寝室ペースの窓の外には
コンパクトなベランダがあります。

なんと、屋根付き。
洗濯物が干せますね。

ちなみに洗濯機置き場はその真下、
1階奥の屋外にひっそりと。
屋外で洗濯機のゴウンゴウンという音に
耳を傾けながら、
ひたすらぼーっとする時間も
よい息抜きになりそうです。

お風呂は昔懐かしい玉石タイル。
ピンクやグリーンを散りばめた
色づかいも昭和ならではで
うれしくなってしまいます。
湯船はかなりコンパクトだけれど
自分サイズならこれでOK。
三角座り、意外とリラックス
できるんですよね。

衣食住のスペースは必要以上、
肌触りのいい無垢床や
レトロな設えという
プラスアルファもある小さなお家。
楽しい予感しかない下鴨ライフ、
始めてみてはいかがでしょう。