天井でくるくる回るシーリングファン、
じんわり熱を帯びたように
赤みがかったアピトン材の無垢床。
冬に向かうこれからの季節、
ほんのりハワイアンテイストのお部屋で
夏の残り香とともに暮らすのは
いかがでしょう。

もともと2つに分かれていた居室を
大きな開口でつないだ、
広いワンルームのような
2階の角部屋。
ウォークインクローゼットや
パントリーといった
収納の充実ぶりにも目を引かれます。

玄関からかなりゆったりした
つくりでうれしくなりますね。
高さの調整可能なシューズラックに、
上着をかけておける
ハンガーパイプもありますよ。
奥へ続く廊下を進むと、

さらにもうワンクッション。
突き当りを右へ曲がった先に
光あふれる居室スペースが
広がっています。

お部屋の主役は、職人さんが
家具調に仕上げてくれたという
大きなアイランドキッチン。
おしゃれなだけでなく、
木組みされた土台の裏に
調理機器もすっぽり入る
大容量の収納スペースを備え、

隣に造作棚、頭上に吊り棚、
向かいには扉付きの
パントリーまで。
ワークトップが広いから
周囲にスツールを置けば
ダイニングテーブル代わりにも
なってくれそうです。

リビングスペースは見るからに
ハワイアンテイストですが、
その隣のベッドスペースには
マットな石タイルが敷かれ、
隣り合う2つの空間の雰囲気が
ガラリと異なるのがおもしろい。
と思いきや、ベッドスペースの天井は
ナチュラルな風合いの
サイザルクロス。
ちゃんとハワイアンしてるんです。

リビングスペースには
ラタンのインテリアが似合いそう。
大きな観葉植物を置いて、
よりハワイアンなテイストに仕上げたい。

一方のベッドスペースは、
ファブリックを真っ白で統一して。
ピクチャーレールがあるので
絵や写真をいっぱい飾ってもいいな。

メインの採光は東向き。
大きな窓からたっぷり日光が注ぎ、
人間も植物も朝から元気よく
1日を始めることができそうです。

洗面兼脱衣所はミニマルですが、
造作棚、洗濯パンと、
必要最低限が揃っています。
木枠のミラーの下にちょこんとついた
小さな造作棚がうれしいかぎり。

1日の終わりは自宅のバスタブで
疲れを溶かしてしまうもよし、
近くに銭湯があるようなので、
広い湯船に浸かりたい日は
そちらへ足を延ばしても。

場所は、東武練馬駅から徒歩10分。
銭湯のほかにレトロな
北町アーケードがあったりと、
都会すぎず田舎すぎず
暮らしやすいエリアです。
ハワイアンな部屋を拠点に
街の“Loco”になりきる、
ご機嫌な暮らしをぜひ。