お祭りみたいな長い休みが始まっても
何もしないでただただ家にいる。
だってここに暮らしてたら、
毎日がバカンスみたいなものだから。

何も文句はないでしょう。
ただ外の青さだけを眺めてればいいの。
ふつうの日も特別な日も、変わらず。

家族でゆったり暮らせる3LDKの間取り。
玄関から外まで、一直線に抜けてる。

扉を開けると、ほらね。
これからもずっと変わらないんだろうな。
海とを遮るものはなにもないから。

ちいさなテラス席なんて作っちゃって。
半透明のカーテンをひらひらとさせて、
湿っぽい風と潮の香りをいつも感じてる。

1978年築とのことですから、
なかなかにレトロな出で立ちです。
でも物語の始まりそうなマンションには
このくらいのが似合っているのかも。

三つある個室のうち
玄関側にある洋室だけが
リビングとは繋がらずに独立してる。
東の窓からの光で爽やかに目覚めようね。

あ、キッチンでも見たような
手作り感のある大容量棚のある水回り。
余裕のある脱衣所です。

この新しさからすると、
どこかのタイミングで入れ替えたのかな？

古そうだけどウォシュレットは付いてる。
少しでもゆったりしていると嬉しい。

毎日浮ついた気持ちでいれるから
どこか別の場所に行かなくとも、
ただ海を眺めてるだけで幸せなんです。