このあいだ友人の結婚式で左京区の浄土寺へ行きましたが、空気感にしびれてしまいました。聖と俗といいますか。

何だかいろいろなことが許されているような、それでいて整然としているような、とにかく何だか気持ちよかったです。

哲学の道沿いにあるというこの物件も、ただならぬ気配に充ちています。あの道沿いにこんなマンションあるんですね。

すごいな。これも、1968年築か。

神々しいまでに古めかしい。
ビンテージとは、またちがう。

というよりは、ノスタルジー。

湿った空気の中に時間を新鮮なまま封入してあるような。それでいてこの、両側の、京都らしい住人への注意書き多めな。

学生たちのよく似合う内向的な空気。

いいですねえ……。

大文字山の新緑がすぐそこに。

この、基本的には風呂なしのお部屋が並ぶ集合住宅に、いくつかバスタブのある物件があるので、そこに住んでみてはいかが？という京都R不動産さんのオススメ。

………しびれます。

………ぜんぜんいけます。

というか、かわいい。

ここの窓辺で蝋梅なんて育てながら、レコードプレーヤーを一台畳において、気に入った盤の両面を繰り返し聴きながら。

考えごとしながら。

静かに暮らしてみたいものです。
わたしは、そんな生活にあこがれます。

清貧、という言葉がなんとなく浮かぶこの共用の洗い場で、パンツをごしごし洗うように生きていきたいんです。