欄間や古建具、型板ガラスや 柱と柱の間にぴたりと埋め込まれた収納。

昭和の時代を象徴するような 数々のディテールは 新築のお家には出し難い趣があります。

そんな和レトロ建材を上手に残しながら リノベーションされたのがこちらの一軒家。

ここは茨城県つくば市。 のどかな田園風景に囲まれ 遠くには、日本百名山にも選ばれた 筑波山が望める立地です。

窓やテラスからは パノラマの自然が楽しめますが 車で10分ほどいけば 市街地にも出られる 便利さも魅力のひとつ。

間取りは、各部屋に 大きな収納がある4LDK。 図面に「広縁」の文字を見つけると どうしたって心躍ります。

さてさて、お家の中はというと… 玄関の床から早速、いい味出てる。

足元で昭和の名残を味わいつつ、 目線を上げれば大容量のシューズラックに マリンランプ。 さらに、壁に施されたポップな装飾で この家が生まれ変わったことが 一目でわかるのです。

リビングには 魅力が特に詰まっています。 欄間や古建具が存在感を放ちつつ 全体的にシックなカラーで仕上げられ 洋風のインテリアも馴染む雰囲気。

構造上、きっと残さざるを 得なかったであろう柱も パーテーションやニッチとして 違和感なく活用されています。

リビング側を板張りにした対面キッチンは、 まるで古民家カフェのよう。

ピカピカのシステムキッチンが導入され

背面には 家電を置けるスペースがたっぷり。

実は扉の向こうにも パントリーが隠されていたりして。 新築のLDKとは ひと味もふた味も違った造りには 宝探しをするような楽しさがあります。

さらに1階には、ちゃぶ台が よく似合う和室と

こちらも眺望抜群、 ベッドルームに丁度いい洋室が1つ。

ウォークインクローゼットが 備え付けられています。

水回りも1階に。トイレのゆったり感や 窓の大きさは一軒家ならでは。

脱衣所やお風呂まで、 居室と統一感のある ダークブラウン基調の 落ち着いたカラーリングです。

浴室からもさわやかな景色が見えるので、 日が高いうちにお風呂に入るのが お休みの日の楽しみになるかも。

2階には洋室と

和室が1部屋ずつあるのですが、 個人的に、2階のベストスポットは…

この廊下。 眺望も日当たりもばっちりなので 座布団を丸めて枕にして 日向ぼっこしながら お昼寝なんかしちゃったら それはもう気持ちがよさそう。

春夏秋は、芝畑ビューを楽しみながら ウッドデッキでバーベキューを楽しんで

冬はやっぱりこたつがいいな。 ぬくぬくあったまりながら カフェご飯にコーヒーだって おでんに熱燗だって似合うお家です。

自然のど真ん中で レトロな財産を愛でつつ暮らす 「トカイナカ」ライフは 1年中楽しみが待っている予感がします。

販売見学会 11/23（木祝）・24（金）・25（土）10:00～16:00 予約不要・現地へお越しください

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk