……なんて人生が始まったら、 どうしましょう。どうなっちゃうの。 でもですね、意外と突拍子もない 夢物語ではなさそうなんです。

なんて立派な長屋門！ 土地面積は797.42㎡、 建物面積は324.56㎡。 もう先にお伝えしてしまいますが、 これだけ堂々とした古民家で 物件価格が2200万円なんです。

もちろん、ポンと出せる額ではない。 けれど、人生の大きなお買い物としては なんだか手が届きそう……？

間取りはどどんと8LDK！ お子さまがいるご家庭はもちろん、 別荘として活用するのもありですね。 倉庫もあるし、屋根裏もある。 ここで暮らしているうちは、 「せまい」と感じる瞬間はなさそうです。

長屋門の倉庫部分は 明治43年に建てられました。 築113年ですよ、大先輩だ。 もともとは呉服屋さんだったそうです。 おぉ、そう聞くとさらに 古きよき時代が伝わってくるようだ。

歴史を刻んでいるからこそ、 傷みが気になる箇所もある…… 古民家あるあるとも言えますが、 元所有者さんがとても大切に 物件を管理してくださっていたそうで。

「台所は交換したほうがいいかも」 とのことですが、大きな補修は 必要がない状態ですよ。

昔ながらの日本家屋のいいところ、 もちろんたくさんありますけども。 私は窓が多いところが好きです。 風がふんわりと家の中を通り抜けて、 さわやかな気持ちにさせてくれるから。 風通しがいいというのは、 意外と当たり前ではないのですよね。

見事なお庭もあるのです！ 日本のわびさびを感じられる景色が、 暮らしのすぐそばにあるなんて。 心がぐんぐんと豊かになりそうです。

写真は和室のみですが、 洋室もありますよ。 和室が4つ、洋室が4つです。 ちなみに倉庫も4つあります。

水回りは清潔感があってグーです！ 古民家の懐かしさを感じつつ、 現代の便利さも使えるのはうれしい。

バスルームも使いやすそう。 窓があるので換気も簡単ですね。

もちろんトイレは洋式あり。 壁紙にさりげなく お花が舞っているのがかわいい。

屋根裏には見事な梁が！ もしご予算に余裕があれば、 天井を取っ払って梁を見せるのも 味わい深くてすてきかもしれません。

こちらは物件の裏手です。 周りは田畑が広がっていて、 開放感たっぷりです。

視線を遮るものがない！ 建物がない空というのは、 こんなに視界いっぱいに 広がっているものなんですね。

物件の近隣には 生活施設も揃っているそうです。 もちろん、海も山もすぐ近く。

「島の古民家で暮らす」と聞くと、 妄想レベルの話のようにも感じますが…… リモートワークが増えてきた昨今、 意外と現実離れした話ではないのかも。

「いつか古民家で暮らせたらなぁ」 そんな夢を抱えている人と、 どうか出会えますように。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。散歩中におうちの外観をつい見てしまう。最近はInstagramのストーリーによくいます。 @kmn_nana