魔法魔術学校のような部屋、 ピーターラビットが出てきそうな庭。 そんなお家に住みたいなあと 定期的に妄想するのですが…

夢が叶いそうな物件と ついに出会ってしまいました。 しかも賃貸で！

以前、ご紹介したこちらの物件と 同じ系列のようです。 なるほど、だから圧倒的な作り込み…！

ピンク色の蔓薔薇が壁をつたう様なんて、 絵本の１ページのようじゃありませんか。 かわいすぎて日がな一日 眺める自信があります。

自分でメンテナンスをせずとも この風景を堪能できるのも、 賃貸の良いところですよねえ。

キィ、と黒のアイアン門扉を開いて いざ、魔法ワールドへ。

石貼りの床コツコツと鳴らして歩けば 質感のある塗り壁に静かに反響しそう。

細く、急カーブを描く階段の造りも 先に何があるのか ワクワクさせてくれる 秘薬のよう。

明るい陽が差し込む ２階のこちらが、部屋の玄関です。

壁についている アンティーク調のバッグ。 なんとポストなんですって！ 中から魔法生物出てきません？

レリーフが刻まれた窓付き玄関ドアも 手書き感のあるルームナンバーも、 この世界観に深みを出しています。

それでは室内へ。 見てくださいこの雰囲気！

ふんだんに木が使われ、 寄宿舎のような、ログハウスのような…

経年を感じる太い柱の迫力がすごい。

間取りは、ロフト付きのワンルーム。 とはいえロフトも 立ち上がれるほどの高さがあるようで、 面積以上に伸びやかに暮らせそうです。

上げ下げ窓なのも 部屋にぴったりお似合いですよね。

カーテンタッセルを掛ける 房掛けは蝋燭みたいなデザインに見えます。

カーテンレールも黒で統一。 魔法の杖みたいな意匠だ！

それに木枠もきちんと 額縁のようにデザインされています。

小さな上げ下げ窓のある 煉瓦壁の木製キッチンなんてもう...！ たまらないな～！

こんなにも こだわられたキッチン、 自前で作ろうとすると どれだけ手間とコストがかかることか…

3つくちのIHコンロで 収納も多く、 しっかり使いやすい造りなのも良い。

映画のような世界観と 現代の文明の利器が 見事に合体しております。

魔女気分で大鍋料理を作りましょう。 IHで。

洗面台も… 頭を抱えるほどのかわいらしさ…！

貝殻のようなデザインの洗面ボウル、 レトロな水栓。

おそらくオリジナルで造作してますよね。 大事に大事に使います。

洗面台上には 木の収納つきミラーと お花のような照明が。

鍵などの小物を 吊るせるフックも、曲線を描き どこかファンタジーチック。

生活感の出るあれこれは もうクローゼットに しまっちゃいましょう。 この世界観を全うして暮らしたい。

5.3帖のロフトは収納、 もしくは寝室にもできる広さ。

勾配のついた天井と 木の質感が相まって 秘密基地感が醸し出されていますね。

水回りも徹底的に 木を使っています。

思わず何度も確認してしまいますが、 ここ、賃貸なんですよね...!? 贅沢な素材の使い方に目眩が...

ベランダがない代わりに 浴室乾燥機がついているので 洗濯物干しもここで。

水栓、西洋のホテルで 見たデザインだ…！ なんだか無駄に泡風呂したくなっちゃうな。

浴室乾燥つきのお風呂、洗濯機置き場、 トイレがまとまっているので 家事動線がスムーズ。 掃除もしやすそうです。

あらためて外観を見てみますと、 息抜きに歩きたくなるような ゆったりとしたアプローチも 素晴らしいですねえ。

街灯も傘付きのデザインで 異国情緒が漂っています。

このベンチで紅茶飲みながら 小説をゆっくり読みたい。

自転車置き場もあります。 これを機におしゃれな自転車を 購入したくなるなあ。

最寄りの東武東上線のみずほ台駅から 池袋駅までは約30分。 新宿三丁目駅や 渋谷駅までは約40分。

都心や横浜方面へも出やすい 穴場駅なんです。

都心の喧騒から帰って来れば 私の魔法ワールドが広がってると思うと 帰路の足取りも軽くなりそう。

文・戸田江美

デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。ハリポタと落語が好き。@530e

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