売買物件ではたまーに出会うけど、
賃貸だとあんまりないですよね、茅葺古民家。
それも築100年で、このクオリティの高さの。

10畳と8畳の繋がり間ってだけでも
気分が上がるのに、
なんと和室の天井から茅葺屋根の
内部を見ることができるんです。
ほう、ちゃんと照明もついてるんですねえ。

で、和室の隣の板間がまた…もう…ねぇ♡

短パン、タンクトップ姿で板間に寝っ転がり、
扇風機にあたりながらアイスを頬張るとか、

ここ！ ここに着流しで座って
風鈴の音を聞きながら本を読むとか、

夏休みに大人がしがちな妄想の
すべてを実現可能なのでは？

もちろん縁側も忘れてないですよー！

ご覧ください、この抜かりのない縁側。しかもここから眺めるお庭もまたよし。

抜かりないといえば、建具だけでなく
ガラスやランプなどのディテールも
レトロでかわいらしいところとか、

シンプルながら立派な床の間もあることとか、

全体的に抜かりなし。

というか、抜かりがどうこう言う以前に
これぞ古民家というお手本のような佇まい。

そしてね、個人的にとくに好きなのが
リフォームの歴史が垣間見れること。

なかでもこの水まわり。

時代を感じる、脱衣室のスペースに
ジャストフィットなサイズの洗面台や、

「そっちに開くのね！」と驚く窓、
木の建具、カラフルなタイル、船底天井に
ステンレスの浴槽という組み合わせの浴室。

この洗面脱衣所と浴室は
おそらくセットで増築されたんだろうな。
（100年前の民家にお風呂はなかったでしょうから）あと、
2つ並んだ和洋のトイレにもグッとくる。
新しい洋式トイレは網代天井が見事だし、

今は使用禁止らしいこの和式便器の
床板や水洗設備、床面近くの窓も。
往時を知る人にとっては
ノスタルジックが止まらないのでは？

とどめはトイレ横に今も鎮座する
古いスタイルの手水場。

もう完璧。キッチンスペースだって
元は土間におくどさんとか
だったのでしょうが、

今はフローリングの床に、
ややレトロなデザインの
L字型キッチンにリフォーム済み。

味わいのある造作棚もたまらん。

この流れで最大のリフォーム箇所を
お伝えすると、じつはこの古民家、
隣に瓦屋根の2階建ての建物が
増築されているんです。
間取り図を見てもらうと
わかりやすいと思いますが、
右側の飛び出たような部分。

左側の古民家と中でつながっていて、
2棟をセットで借りられる、というより
ひとつの建物として使うことができる。

というわけで瓦屋根のほうの物件を
見ていきますと、
現代的なLDK的洋室に

現代的な個室。

えっ、ちょっと待って、こんなに部屋が
たくさんあると持て余しちゃうよーって
人もいるかもしれませんが、

じつはこの物件は事業用専用。
全体を使って商いをしたい人を
募集しているってことですね。用途としては、民泊的な何かとか、
事務所とかハウススタジオとか、
ショールームとか、
それらの兼用とかが考えられそう。

ここに住みたい茅葺き屋根ガチ恋勢には
残念なお知らせかもしれませんが、
せっかくの貴重な建物を
少しでも多くの人に楽しんでもらえるなら
事業用専用賃貸でもいいのかなって。

場所は最近ずっと話題の小田原。
JR東海道線鴨宮駅から徒歩8分。
お隣の小田原駅は新幹線駅でもあるし、
遠方からの集客も期待できる。

なかなか出会えない
貴重な茅葺古民家賃貸物件で
新しいこと初めてみませんか？