華やかなシャンデリア。 じいと見つめていると、 魅惑的なきらめきに 心を吸い込まれてしまいそう。 今回ご紹介したいのは、 この美しさを静かに隠している 秘密のバーでございます。

お店があるのは建物の2階。 「BAR MIZUNARA」さんという 隠れ家バーが現在も営業中です。 この度、おめでたいことに お店を拡大移転するそうで！ その後に入ってくださる方を 募集しているとのことです。

雰囲気のある細い階段を上がると 見えてくるのは、リッチな木の扉。 扉には、「BAR MIZUNARA」さんより 前に入っていた「ひふみ」さんの名前が そのままの状態で残っています。

扉を開けると、おぉ、 レトロでムーディーな雰囲気……！ 写真はMIZUNARAさんがここに ご入居される前のものですが、 おおむねこのままのイメージで 営業されているそうです。

内装や家具は、すべて そのまま使っていただけます。 残せるものは残して、 初期費用を抑えたいところ。

ここで間取り図をどうぞ。 客席はキッチンを囲むように ほんのりとL字になっています。 面積は44㎡と、 広すぎず狭すぎずの造り。

引き続きバーとして お使いになるのもいいですが、 この味わい深さをいかして レトロ喫茶にするのもすてきかも。 コーヒーゼリーや固めのプリン、 ちょっと贅沢にプリンアラモード。 ココアには生クリームを添えて。

写真映えする照明もありますよ。 この照明、なんだかディ○ニーに 登場しそうではないですか？ いまにも歌って踊り出しそうな、 どこか非日常感のあるデザイン。

写真の右側に写っている棚には グラスやお酒を飾れるそうです。 懐かしいブリキのおもちゃや、 昔の雑誌を飾ってもよさそうだなぁ。 この棚の裏側には 洗面所とお手洗いがありますよ。

こちらが洗面所とトイレ。 引き続き和式タイプでいくかは、 先方と要相談でしょうか。

キッチンはゆったりとした造り。 のびのびお料理できそうですね。 MIZUNARAさんも、ここで パスタやカレーなどを作って お客さまにご提供していたそうです。

バーやスナック、喫茶店以外だと どんなお店が似合うでしょう？ そういえば、最近バーの雰囲気もある クリームソーダ専門店に行ったのですが…… そういう個性的なお店も、バッチリと 受け止めてくれる物件な気がします。

お店があるのは小田原市の「宮小路」。 もともとはディープな飲み屋街でしたが、 2018年に「すみれcafe」さんという カフェがオープンしてからは、 セレクトショップやワインショップなど 飲み屋さん以外のお店も続々と 集まってきているそうですよ。

ちなみに「すみれcafe」さんは、 今回ご紹介した物件の１階で営業中。 「BAR MIZUNARA」さんは 9月中旬に退去を予定されているので、 「ぜひ居抜きで使いたい！」という方は それ以降に内見していただけます。

バーでも、喫茶店でも、それ以外でも。 物件ファンファンさんが 「自分だけのお店屋さん」をやるなら、 どんなことをやるんでしょうか。 聞いてみたいです、皆さまのイメージ。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。散歩中におうちの外観をつい見てしまう。最近はInstagramのストーリーによくいます。 @kmn_nana