以前もご紹介したことがある
こちらのアパートメント、
別のお部屋が空きまして。
それはそれは
レトロ物件好きの心くすぐる
お部屋なのであります。

京都、下鴨エリアに佇む激渋なアパート。
かっこよすぎ。
歩いてて、こんな建物に遭遇したら
まず足を止めてしまいますな…。

2階のずらり並んだ窓といい、
年季の入った色合いの木枠の窓に
カラカラ開くタイプの玄関といい、
なんとも味わい深い。
生活のにおいと温度を感じる。

カラカラカラ〜、と
お邪魔しますね。
いいですねぇ、
光を柔らかく通してくれる磨りガラス。

おお、このガラス戸も最高…
二種類のガラスを使い分けてるなんて
小粋だと思いませんか。

玄関のすぐ横に、小さな台所。
なんて素敵な風景かしら。

こうして見ると、しみじみ、
古い建具の良さを感じるわけですよ。
飴色の木＋古いガラスの、
優しさと柔らかさ。

台所の白いモザイクタイルも、
今や一周回ってオシャレですよね。
リノベであえてこんな風にしてるキッチン、
見かけますし。
洗い場が広いのも良い。

そしてね、お部屋が綺麗！
外観からこれ、想像できましたか。
失礼ですが、もっと暗い雰囲気を
想像しませんでしたか。
フルリノベされたそうです。

これは嬉しい。
壁も、畳も、カラッと整えられていて
清潔感があります。

そして、こう見えて（失礼な）
お風呂もあってトイレも別、ですよ。

一人で暮らすには
なんともいい感じの間取りとサイズ感。
二人でちんまり暮らすのも楽しそう。

朝、先に起きたほうが
朝の光を浴びながら
お湯沸かしてる後ろ姿なんか見たら
幸せで泣いてしまいそう。

お風呂は何ともキュートなコンパクトさ。
体育座り必須。
でもピカピカだから好感度高い。
タイルの目地、絶対カビは生やさない！
っていう気合いでいきます。

あ、キラキラ模様の型版ガラス〜！

温かみのあるライトも
入浴時間を癒しの時間に
してくれるでしょう。

トイレも洋式で綺麗ですよ、嬉しいな。

押し入れもしっかりあるし、
蛍光灯は白熱灯の色に変えたら
もっと良い雰囲気になりそうですね。

長く愛され、住まわれ続けるのには
やはり理由があって。

人気の高野川までも歩いて1分、
すぐ近くには下鴨神社に
世界遺産の糺ノ森（ただすのもり）、
というロケーション。
これから桜の季節の散歩も
きっと楽しいものでしょう。

音や色、におい、暮らしの色んな要素を
じんわり包んでくれそうな
温かな気配は、長い年月を経たからこそ。
この雰囲気がたまらなく好きな人も
多いのではないでしょうか。

派手さはなくても
京都の地に足をつけて
古さを慈しみながら楽しむ暮らし、
なかなかオツなものだと思いませんか。