小さな庭が２つある 京町家風の家。

時を重ねた渋みは残しつつ 水回りや玄関先はリフォームされ 暮らしやすそうな物件です。

ここ、ペットと一緒に住めます。 （しかも何匹でも可！）

膝に乗ってくるうちの子と一緒に ふたり、庭を眺める。そんな日々。

家の両側に縁側と広縁があって、 まさに「日向ぼっこや庭いじりを 楽しんでね」な造り。

風や光の変化を 感じながら過ごせそう。

自分好みの庭づくり、きっと楽しい。

私なら家庭菜園コーナーと、 好きな和の草木を植えたい。 南天とか、馬酔木とか。 盆栽も飾ってみたい。

広縁がある方の庭には 4mほどの木があり 風にそよぐ音も心地よさそう。

２階からも庭が見えます。

周りに高い家が少ないため ２階は特に日当たりがいい。

冷え込む日でも この窓側の部屋は ポカポカしているそう。

上下で異なる木製の窓枠。 下側がモザイクになっているから 座れば外からの視線が 気にならないのかも。

書斎にいいなあと思ったけど、 インナーバルコニーのような 雰囲気も感じる。

雨の日の洗濯物干はここで、かも。

２階のひと部屋は 寝室にしようかな。

床の間には お気に入りの絵や本を飾りたい。

朝起きたら庭の水やり、 それからキッチンでコーヒーを淹れる。

広いシステムキッチンは３くちコンロで 料理にも精が出る。

水回りは新しめで使いやすい。

日本家屋らしさを残しつつ 住みやすい改修がされています。

それに押し入れが多い上に 天井収納まであるから 荷物持ちの人も安心。

キッチンの隣の和室は ダイニングにしましょうか。

時々、床の間で遊ぶ うちの子の姿に癒されて。

広縁には、旅館で見かける 例のスペースを作っちゃおうかな。

低めの椅子が２つと小さなテーブルがあって 温泉上がりにビール飲んで夕涼みする、 あの例のスペース。 ほどよく狭いおこもり空間、 なぜか落ち着くんだよなあ。

障子越しに静かな自然光が 入るのがまた良き。 あえて照明を消して過ごしたくなる。

昼間日差しが入りそうな １階の南西の部屋は、仕事場に。

合間の息抜きはもちろん、 縁側でぼんやりタイム。

この部屋は炉畳に なっているみたいだから、 お茶を立てられるかも。 木の表情が活きた壁抜き欄間もある。 厳かながらもぬくもりを感じる意匠。

玄関にもそんな 心落ち着く意匠が。

ただいま、と帰れば 小窓の障子越しに 庭の葉が揺れる。

徒歩約10分ほど歩けば、 京都の名所・下鴨神社。

ちょっとお散歩しただけで 気持ちよくリフレッシュできそうな立地。

そうそう、２つの庭に加えて 玄関先にも植栽コーナーがあります。 ふと気分が明るくなる 小さなお花も植えてみたい。

派手さはなくても 慈しみたくなる しみじみと、良い家。

ここで、京都らしさに囲まれた日々を、 うちの子と一緒に過ごしましょう。

文・戸田江美

デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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