物件ファンでは元ホテルの物件を 何度か紹介しておりますが、 今回はなんとフロントとバー部分を 賃貸物件に改修した物件です。

モノトーンでまとめた外観は 非常にスタイリッシュ。 元ホテルなのですが、 最初から住宅だったかのような 街になじんだデザインです。 なんでも設計当初より賃貸への転用を 念頭に置いていたんだとか。

なにはともあれまずフロントです。 左手の壁にはこの建物の案内図が 描かれています。 今回のお部屋があるのはA棟ですね。

カウンターは撤去可能とのことですが、 このまま残してワークスペースに するのも面白いかも。

フロントの上部は ロフトになっています。 シングルのマットレスなら 十分に置けそうなサイズ感。 シャワースペースが見えますが、 今回はこの場所を塞いだ上での お引渡しなのでご注意を。

続いて、こちらはもともとバーだった部分。 壁一面の棚が特徴的です。 住居としてだけでなく、店舗や事務所 としての利用も可能とのこと。 ショップとして小さめの商品を ディスプレイしたり、 アトリエとして材料を整理しながら 管理をしたりと いろいろな使い方ができそうです。

お部屋の中央には 大きなカウンターが。 スツールをいくつか置けば すぐにでもコーヒースタンドに として開店できそう。

キッチン内には２つのシンクに加えて 手洗い用のボウルもあるので もちろん飲食店にも対応可能。

さらに、部屋で楽器の演奏も可能！ 時間帯や楽器の種類に制限はありますが、 ぐぐっと魅かれた方もいらっしゃるのでは。

壁一面の棚や２つのロフトに加えて、 キッチン奥には大きめの ウォークインクローゼットも ついているので 収納には困らなさそう。 ウォークインクローゼットの隣には サニタリールームがあります。

こちらが間取りです。 フロント部分とバー部分は 室内でつなげることもできて、 改装についても応相談とのことなので 自分の理想の暮らし方に合わせて カスタマイズしていくのも 楽しそうですね。

年が明け、新しいことに チャレンジするには絶好のタイミング。 暮らしの中になりわいが 溶け込んでいくような 職住一体の暮らし方を はじめてみるのはいかがでしょうか。

文・佐藤シュン 浜松で設計事務所をやりながら、黒猫と暮らしています。