このおこもり空間、たまらない…！ 菱形に格子の小窓が素敵でしょう！

天井に勾配がついてるから 余計におこもり感あってもう… 愛いやつよのぅ…

この小窓は、外から見ると、2階のあそこ。 情緒ある格子のところ。 京町家の意匠を取り入れているのかな。

深いブルーグレーの壁紙と 渋い木の色がベストマッチ。

そしてあえて畳というのがまた良い。

手元ランプをつけて 就寝前に日記をつける、 そんな習慣がここでなら続く…かも。

この２階は 約9.2帖の洋室と 先ほどのおこもり空間。

完全に部屋を分けるのではなく 格子でゆるやかに仕切られてるのが すっごく良い塩梅。

窓際に小さな壁があって、 ここにも秘密基地みたいな ミニスペースが作れそう。

もしくは収納スペースにしたりと アレンジが効きそうです。

二面採光で あたたかな陽射しが入る部屋。

三角屋根を支える 梁がご立派！

そして右手をご覧ください。

階段と部屋を区切る壁。 一部がガラス張りになっているんです。

抜け感を生み出し 明るい空間にするためのひと工夫。

生木の窓枠がかわいすぎる。

木の手すりも良いなあ。

夜ふかしな家人に おーい、もう寝ようよ〜って、 窓ガラスから顔を出し 呼びかけたりして。

ベランダは洗濯物を干したり、 夕涼みしながら一杯したりもできる広さ。

通りに面していないので 人目はあまり気にならなさそう。

１階も見てみましょう。

坪庭を眺めながら過ごせるLDK。

苔と竹で構成された、小粋な庭。

仕事の合間に、はたまた食事をしながら。

ふと庭を見てひと息。きっと癒される。

縁側的な足場もある。 ベランダだけでなく ここでも一杯、な 時間が過ごせそう。

４面を木で囲まれ ダウンライトたちが優しく照らす空間。

階段がこの空間を構成する アートのような造形になってる。

踏み板同士の間が空いていることで 窮屈感を感じさせない デザインになっています。

そんな階段の下はテレビ置き場。

キャスター付きのボックスも 付いていて収納に便利。

テレビ台の横に 何やら気になる空間がありますよね...

ここは家事室！

キッチンに繋がる一角で、 郵便物など日々の書類を整理したり、 パソコンを置いて簡単な調べ物をしたり、 そんな使い方が想定されます。

棚板は一部可動式だから 自分なりに整理しやすそう。

ぶら下がる丸いライトが灯る一角。 隠れ家のような雰囲気を醸し出していて ワクワクしちゃう。

家事室と面するはキッチン。

限られた空間ながら広さは十分！

使い勝手のいい ３つくちガスコンロ。

そしてお気づきでしょうか、 シンク上に ２階と同じく室内窓が！

玄関と繋がる室内窓なんです！ かわいい！

おかえり、いらっしゃいと 顔を出してお迎えしたくなる。

コンパクトな自転車なら 置けそうな玄関土間。

カーブを描いた沓脱ゾーンが 素敵なアクセントになってます。

トイレ、洗面、シャワールームは １ヶ所にまとまっています。

洗面下が空いていることで ここにも抜け感が。

ボックスを置いて、 洗面や洗濯用具のあれこれをしまおう。

鏡の中にも細かな 化粧品類が収納できる。

細い窓があることで 空間に伸びやかさが生まれています。

きれいな白のシャワールーム、 なんだか近未来感ある。

浴槽はなくシャワーのみ。 徒歩約5分前後のところに銭湯が２軒あり、 どちらも綺麗で常連さんに愛される湯処です。 ざぶんとしたい時は銭湯へ。

物件としては15.9坪の コンパクトな空間ですが、 部屋に抜け感をもたらすために 照明の種類や窓の位置、 階段や内窓などの造作など 随所に創意工夫が凝らされています。

場所は京都の岡崎。

大きな美術館や歴史的な近代建築が多々あり とくにアート好きは大満喫できるエリア。

物件近くには 桜や紅葉の名所のお寺が多数。

季節を感じるお散歩が さぞ捗ることでしょう。

紅葉狩りの帰り道、 ケーキを買って、 あのおこもり空間へ。 そんな時間、過ごしてみたいな。

文・戸田江美

デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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