1人で暮らすなら、
できるだけキュッとした部屋がいい。
身の丈に合った、と言いますかね、
できる限り、ミニマルに。
でもちょっとした楽しさは欲しい。

真ん中で二戸に分かれたテラスハウス。
こちらの北側のお部屋になります。
まずこの狭…いや、
コンパクトさに、びっくりしましてね。
部屋が全部、4畳以下！

玄関入ってすぐの部屋は2畳！いい！
ちょっと興奮しませんか。
私はします。
この2畳、どう使おう？
コンパクトさにソワソワしちゃう。
障子を閉めたら、たまらないおこもり感。
丸いちゃぶ台置いたらかわいいだろな。

土間に向かって
ちょっと腰掛けることができて
玄関開けてオープンなスペースになって

人がわらわら集まっても楽しそう。
二畳だけど。だからこそ密な空間に。

土間にはキッチンもあるので
ちょっとお茶を出したり
料理をパッと振る舞ったり、
なんてこともできるかな。
クリーム色のキッチンは懐かしくもあり
モザイクタイルが今風で愛らしい。

そして見上げると、意外や意外の
この抜けた天井高！
まだ木の香りがしそう。
明るくて気持ち良い〜。
そして宙空のあの障子は何なんだ。

土間から一段上がって4畳のお部屋、

収納もちゃんとありますよ。

スススと障子を開けるとそこには
ささやかな濡れ縁と、庭。
ちょっと腰掛けるのに、最高。
これくらいのサイズなら、
私の手にも負えるかもしれない…。

小さな花を植えたり、草をむしったり。
ひっそりとした自分だけの
自分サイズの庭。

おっと、庭に一度出てから
入るタイプの風呂トイレ！

こちらもキュッとコンパクト、
冬場はちょっと気合が必要…！だけど
風呂トイレなしよりありがたい。

勾配天井のおかげで狭小さを感じさせない。

そして、ぐるり天井に沿って目線を移すと
おおお、楽しそうな空間発見！

上へと伸びる梯子を上りますと

キッチンから見えた
宙空の障子は、これだったのかー！

間取りではロフト、だけれど
ロフトという括りから
ちょっとはみ出した異端児。

忍者屋敷、からくり屋敷みたいなワクワク感。
屋根裏みたいな特別感。

上から眺めるの楽しいな〜。

板の間に囲まれた縁無しの畳、
スマートでおしゃれだな。

キッチンも丸見えだ。
子どもにはちょっと危険だから
完全に大人の秘密基地。

おこもり部屋の上に
もうひとつおこもり部屋みたいな構造。
おこもり二段重ね。

窓が多く、天窓からも陽射しが入って
どこも明るいのも最高。

おこもりしてても
気持ちはカラッとね。

やっぱり忍者を想起してしまいそうな
純和風で落ち着いた外観から
あんな楽しい内装はとても想像できまい…。

レトロな風情が残る町並み、
二条駅から徒歩6分ていう立地も素敵。

京都のおしゃれ物件、豪華物件、
色々見てきたけれど、
こういうおもしろ狭小に
強く心惹かれてしまう…。

悩む点といえば、
どのスペースも最高すぎるから
どこで過ごすか日々迷う、ってとこかしら。