ここなんの施設…？ 美術館…？

二度見どころか 何度見もしてしまうほど 別格の空気感を纏った建築。

日本のガウディとも呼ばれる建築家、 梵寿綱氏が設計したマンション 『Lotus calyx』です。

梵寿綱氏の建築といえば 異国に迷い込んだかのような 迫力あるビジュアルが印象的。

それらと比べるとここは かなりシンプル。 とはいえ異彩を放つポイントが そこかしこにあります。

コンクリートの彫刻が施された外壁。 いやはや、あらゆる角度から鑑賞したい！

エントランスの曲線美もじっくり見たいし、 駐車場側にある なにやら球体のものも気になる！

敷地地面もアーティスティックな 構成図になっていてとても美しい！

この堂堂たる門を開く日々。 想像するだけでVIP気分です。

気になるお部屋は 地下１階と地上に繋がるメゾネット。

グッと迫り出した窓が開放的。

窓の向こうに見えるのは パティオ（スペイン建築に よく見られる中庭）です。

額縁のようにも見えて、 パティオを切り取っているような。

そしてなんと防音室がついています。 音楽教室などにも活用できそう。

ただ第一種低層住居専用地域なので 小規模な営業形態に限り可能。

住居と兼用して営んだり、 アトリエとして使用したりが 想定されます。

床暖もついていたり、 共用の屋上があったり、 デザインだけでなく 住み心地も良さそうな物件。 さらにはペットも相談可能だそうです。

建築家さんの感性に触れながら 暮らすって良いなあ。

好きなデザインの服を選ぶように、 好きな建築家さんの物件を選ぶ、という 住まい探しも心躍りますよね。

文・戸田江美

1991年生まれ。デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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