大袈裟なタイトルですが… 壁に落ちる陽光を見ていて、 ふと思いました。 もちろん、 その光を演出するのは 窓であり、壁の色であり、 洗面器であると思うのですが、 全てのものに平等に降り注ぐ光を どう取り込むかって大事ですよね。 （我ながらとても大袈裟ですね）

ガラスに反射した光も美しい。 昼間からシャワーを浴びるのも 気持ち良さそうな青色です。

いや、シャワーだけといわず、 湯船にも浸かっちゃいますか？ 低めの温度で、 雑誌とか持ち込んで… そんな昼下がりの入浴も 経験してみたいものです。

そうか、スケスケの浴室は お部屋にも明かりを取るための 窓のような役割も 果たしているのですね。

ベッドサイズを選ばない、 ゆったりとした寝室。 ざっくり家具を配置して おおらかな暮らしが似合いそうです。

床から梁までの大きなガラスで これでもかってくらい開放的。 外の都会的な景色を横目に すらすらと仕事も進みそうな環境。

ところどころ目に入る、 躯体のコンクリートも 強いモノに囲まれいるような気がして どこか安心してしまします。

シンプルな手すりと 真っ白な段板が、 なんとも端正な階段です。 こちらもガラスに面していて 階段を登ったり降りたりの 単純な動作も 特別なものになるのでしょうね。

建物の2-3階にまたがるメゾネット。 上の階が先ほどの寝室で、 下の階にリビングダイニングの間取り。

一階もやっぱり素敵だ…！ カウンターの黒色で ぐっと引き締まった印象。 収納でもあるようで、 調理の作業台としてはもちろん、 バーカウンター的にも使えそう。

リビングから素敵な階段が 見えるのもいいですね。 段の下で植物を育てるのも良さそう。 (ちょっとした目隠しもかねて） ピシッと走るラインの照明が またかっこいいのです。

キッチンはこちら。 素朴な色合いでまとまっています。 ここに調味調とか、スパイスとか、 自分の色が加わっていくのも 楽しみですよね。

お手洗いは一階にありました。 寝室とシャワーは二階ですから、 行き来は多いかも。 でもあのお気に入りの階段を とんとんと軽快に行き来しましょう。

真っ白な外壁がとても綺麗で まるで南欧のリゾートのよう。 きっと街中で見つけたら、 こんなところに住んでみたいな、と 憧れを抱くことでしょうね。

文・つづきもとふみ 街を歩きながら生活を想像するのが好きです。建築設計事務所と観葉植物屋を営んでいます。@Motois1 mid-ry