えっ！日本ですか？ と驚いてしまいました。 気づかないうちに 海外旅行に来ていたの…？ 淡いグリーンの扉に、 やさしげなクリーム色の壁。 このお写真をそのまま ポストカードにできそう。

ひぇっ、かわいい…。 場所はなんと静岡県。 まぎれもない日本です。 外観と内装はすべて、 イタリアトスカーナ地方の村を イメージして造ったそうです。 今回ご紹介するのは、 4棟並んでいるうちのひとつ。

オーナーさんのこだわりが 溢れ出ているようです…。 まだお部屋に入っていないのに、 心をガシッと強烈に 掴まれてしまいましたから。

「あ、私の家ここだから～」と 物件を指さしながらバイバイして、 「え！かわいい！」の言葉を待ちたい。 見せびらかしたい。 そして得意げな顔をしたい。

1階、2階、3階。 広々とした間取りは、 ワイワイとご家族で暮らしても、 パートナーとのふたり暮らしでも。

ウッドデッキもあるんだ、 すばらしいことですね…。 順番に見ていきましょう、 まずはリビングから！

なんとまぁ、こだわりは お部屋の中にも行き届いて…！ 全体的にブラウンで まとめられたお部屋には、 やっぱりアンティーク調の 家具がしっくりくるかな。

中央にあるふたを取ると、 なんと掘りごたつに 変身してくれるそう！ 日本とイタリアの いいとこどりですねぇ。

ウッドデッキには 1階から行けますよ。 高めの目隠しのおかげで、 部屋着のまま外に出ても へっちゃらです。

晴れた日にはここで、 サンドウィッチをパクパクと。 少しくらい落としても 気にしないくらいの 余裕を持って過ごしたい。

2階に続く階段は、 くるんとした手すりが たまらなく愛らしい。 トントンとリズミカルに 駆け上がりたくなっちゃうな。

こちらは2階の 南側のお部屋です。 3階からたっぷりと 日の光が降り注いで、 なんて美しい光景でしょう。

吹き抜けになっているから、 圧迫感なんてカケラもない。 憧れのシーリングファンが くるくると回るところを、 ただぼんやりと眺めていたい。

2階北側のお部屋には、 どーんと広いクローゼットが！ こちらはしんと静かな雰囲気で、 寝室にぴったりな気がします。 クローゼットの扉の色に 似ているベッドを探したいな。

そして忘れてはならない、 3階のロフトでございます…！ たまらないですねぇ、 干し草のベッドを 置きたくなっちゃうな。 三角屋根のカクカクのおかげで、 ホッと落ち着くこじんまり感。

さらにうれしいことに、 小さなワンちゃんであれば 一緒に暮らしていいんですって！

人間用のお菓子と、 ワンちゃん用のお菓子。 ふたつをこっそり ロフトの持ち込んで、 ここで一緒に過ごせたら。

あぁ、きっとすごーく 豊かな時間になるだろうな。 ウトウトと眠くなったら、 寄り添って一緒に眠りましょ。

ロフトには収納もあるので、 いつもは使わないものを 放り込んでおいてもよし。 かくれんぼの場所として 空けておいても それはそれでよし。 使い方は自由自在です。

キッチンはカウンター式。 お料理をしているときも、 向かいにいる人と 楽しくおしゃべりができる。

たっぷりの引き出しも うれしいなぁ。 細かく区切られているから、 ジャンルごとに収納場所を わけることもできちゃう。 この引き出しはカトラリー、 ここにはフライパンやお鍋、 ここには常温保存の食材…。 しっかりわけることができたら、 きっと中でぐちゃぐちゃに なってしまうことも 少なくなるんじゃないかな。

バスルームは 突然のブラック！ ふんわりやさしい雰囲気を ここで適度に引き締めて、 お家全体にメリハリが。 縦に長い窓があるのも、 換気ができて助かります。 カビの大好きな湿気を しっかり外に追い出すぞ。

トイレでついつい 見てしまうのは、 ペーパーホルダーなのです。 ひょいと引っ掛ける タイプのホルダーかな。 いいですねぇ、シンプルで。 よく見る白いタイプも 安心感があるけれど、 あえて違うものを使っていると おっ！こだわってるね！と ニンマリ顔になっちゃいます。

ここに住んだら、 帰ってくるだけで 毎日うれしくなりそうです。 海外旅行に来たかのような、 ワクワクの非日常がいつもそばに。

あ、ここもかわいい。 天井のこのアングル、いい！

きっとそんなうれしい発見が、 日々の中でポンポンと 出てくるんじゃないかな。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。1991年生まれ。漫画と水遊びとおもちが好きです。主にツイッターにいます。 @kmn_nana