京都は五条にある 築100年以上の元お茶屋を改装した 宿泊複合施設 「UNKNOWN KYOTO」。 物件ファンを長く読んでくださっている方、 過去の「つくる物件ファン」イベントに 参加してくださった方なら 「あ！」と思っていただけるかと思います。

初めての方へ簡単に説明しますと、 さかのぼること2018年のこと。 「物件ファン」は、 京都・五條楽園という場所に建つ とても貴重な建物をリノベーションし、 皆さまとパートナーの2社と共に 宿のようなものを つくりたいと動き始めました。

これまでのあらすじはこちらを… https://bukkenfan.jp/e/6077898741870782690 https://bukkenfan.jp/e/6077898741870784520 「UNKNOWN KYOTO」は ついに今年2月に産声を上げ、 皆さまに親しんでもらえるような 宿泊プランも完成。 さぁいよいよ「物件ファン」でも アナウンスを…という矢先、 新型コロナウイルス感染症の影響により、 思うようなご案内が 難しくなっていたのです。

日常を少しずつ取り戻し始めた今、 「UNKNOWN KYOTO」でも、 暮らしや働き方に対する 価値観の変化の流れを受けて、 新たにマンスリープランを開始。 現在、入居者を募集しています。

説明が長くなってしまいましたが、 では「UNKNOWN KYOTO」を ご案内しますね。

「UNKNOWN KYOTO」は コワーキングスペースとレストラン、 そしてホステルが まるっと一緒になった建物。 向かって左側（南棟）が コワーキングスペース、 右側（北棟）がレストラン。 ホステルの客室は1階、2階に 設けられています

南棟は「カフェー建築」の 面影を色濃く残すつくり。

実際に喫茶店として 営業していた時代も あったそうです。

当時のしつらえを大切に受け継ぎつつ ここで借り暮らしを始めた方が 心地よく過ごせるような 新鮮な発想と工夫があちこちに。

まずは客室からまいりますね。 さっそくかわいらしい ルームキーのおもてなし。 思わず目がほころびます。

「任天堂」創業の地でもある京都・五条。 創業当時の「任天堂」の名を 世に広く知らしめるきっかけになった 花札がモチーフになっています。

つかの間のお家は どのキーになるのかな。

お部屋はシングルルームから デラックスツインルームまで4種。 さらにドミトリーもあります。

どの客室も 過ぎ去りし日の風情を湛え

ゴロンと寝転び天井を見上げた時、 きっと気づくことでしょう。

緻密な装飾がほどこされた 天井のつくり。

そして、長きに渡り 誰の目にも触れることなく

ずっと静かに待ち続け、

現代になり、 この物件の価値を知る 人々の手によって 息を吹き返した 建具や部材の美しさ。

かつての状態から 新たな命を吹き込むには きっと並々ならぬ努力と 苦労があったはず。

それでも、なんとしてでも 残したかった。

そんな熱い想いもまた、 静かに流れています。

感動を覚えると同時に まるで時代をさかのぼったと 錯覚するかもしれません。

素敵じゃないですか。 ひととき住まいを移動して、 時代まで 別のどこかへ流れ着いたような 感覚に浸れるなんて。

この持ち味を壊さないようにと 必要なところが必要なだけ アップデートされていて

快適に暮らしてもらえますように。 そんな心遣いがうかがえる客室です。

続いては南館1階の コワーキングスペース。

マンスリーで滞在している方はもちろん、 月額利用・ドロップイン利用もできます。

利用者はどの席を使っても自由。 中庭が見える窓際席で たまに気分転換しながら パソコンに向き合うもよし。

集中したい時は 壁沿いのカウンター席を。

コリビングスペースや 会議用個室で 打ち合わせをしたり。 お気に入りの場所を見つけるのも 楽しそうですね。 眠くなったら自室に戻って お昼寝もできますしね…。

小腹が空いたらシェアキッチンで 簡単な料理をこしらえもできます。

北棟のレストラン 「Sin -Dining＆Bar-」も とても素敵。

コの字の食堂カウンター、 よく見ると色が違います。 古材と新材が融合しているんですって。 古材のほうは2階で 使われていたもの。

この物件が辿った歴史と向き合い、 あますところなく大切に使い切る。

建築士さんや大工さんの そんな心意気を、 汲み取ることができるのです。

ここでいただけるのは 有名イタリアンやからあげ専門店で 腕を磨いたシェフがこしらえる あつあつの料理。 とくにからあげは ファンが多い自慢の品。 夜はお酒も楽しめ、 訪れる人に幸せを届けています。

「UNKNOWN KYOTO」の近くには 鴨川や高瀬川が すぐそばに流れ

細い路地をぶらり歩くと 目を見張るような 建築物に出会えたり。 仕事の合間の散策も 飽きることがありません。

物件自体が大きいので 盛りだくさんの紹介に なってしまいましたが 「UNKNOWN KYOTO」では、 すでに数名の方が 借り暮らしを楽しんでいます。 なかには東京からやってきて 「UNKNOWN KYOTO」の マンスリープランを利用し、 そのまま京都でひとり暮らしを 決意した方も…！

ホステルに住むってどんな感じ？ 5人の長期滞在者に「暮らしぶり」を聞いてみました。

リアルな声を読めば ますますイメージが膨らむかも知れません。

マンスリープランのほか、 ご家族やご友人と一緒に 旅行気分が楽しめる 「食事付きドミトリー貸切プラン」も 実施中です。

ご家族・ご友人と一緒に旅行気分「食事付きドミトリー貸し切りプラン」開始のお知らせ

京都・五条に建つ 新たな楽園で 泊まって、食べて、働ける借り暮らし。 きっと忘れられない ひと夏になると思います。