あっ、無垢リビングの横のあそこ！
床の素材が違うっていう、それだけで
ついつい気になってしまうんですよね……。

逆さまのL字型のリビングに、いちばん奥の
寝室を足してコの字の1LDKという間取り。
ちょっとおもしろいですよね。
間取りだけですでに楽しんでる。

キッチンだけでも理想の住まいが完成。
対面型だしタイルはかわいいし、
カウンターテーブルに高めの椅子を置いて
しっとりとした夜のひとときを送るのが
容易に想像できるし……。

キッチンに立ったときの眺めまでいいし…。
床は無垢のオーク材なんですって。
ここで熱いコーヒーの湯気を浴びながら
朝の光のにおいを嗅ぎたい。はあ……。

そしてやはり、ここが特別なんですよ。
石とテラコッタの質感を合わせたタイル。
素材が違うというだけで
過ごすときの姿勢というか、
生活に対する意識も変わりますよね。

天井まである一面の棚がどことなく
ラボっぽいおももちもあります。
テレビとソファのもちもち部屋もいいけど
仕事をするしゃっきりスペースもいいな。

どちらにせよ、
天井まで本をびっしり入れたい…。
本に見守られる暮らしも夢のひとつ。
棚をくぐった先にはすぐ寝室。

扉はなくてゆるく仕切るのがイマドキ。
あー、もし一人暮らしだったら贅沢だな。
隣の部屋の明かりとか気にせずに、
遅くまで本読んで、流れるようにベッドへ。

ほんと、靴をしまう場所の多さだけでも
甘やかされてるというのに、
楽しいことがまだある玄関土間だこと…。

玄関入って左手にある、あれはなんですか。
とうめいから見える白いフォルムは
スケスケというやつですか。

おふろですか。やっぱりそう来ますか。
細タイルで囲まれた小空間が好みすぎて…。
斜めの猫脚バスタブもまたやんごとなき。
実は浴室乾燥機つきという
機能までモリモリ。うれしい。

キッチンと同じタイル、いいですよね。
木づかいのバランスがとても素敵だ。
洗濯機上の棚までかわいい。

斜めにへばりついたタンクだ！
うんうん、わたしがトイレに求めるのは
このくらいの静けさだ。

この物件の二度おいしいところは
そう。外観のレトロかわいさ……。
この建物のなかにひっそりと
あの素材感リノベーションがあるというのが
たまらなくいいのだ。

躯体の古い美しさがかっこいいんですよね。
横浜駅まで電車で9分という
便利さまでも手に入れていいのかな……
ありがとう、ありがとう……。