街をぶらり歩いているとき
こんな看板を見つけると
「おやっ？」と心躍ります。
心優しい大学生におしどり夫婦、
ラーメン大好きな人…。
きっと色んな人が住んでるんだろうな。

アパートって、そんな物語のような
血の通った人間模様が目に浮かぶ。

築50年超のアパートだそうです。
外装も内装も丁寧に手を入れてもらい
こんなべっぴんさんに。

それでもちょっぴり
レトロな面影が
残されているところに
なんだかホッとする。

わ、玄関は長い土間なんだ。
うれしい驚き。
椅子、置いちゃおうかな。

可動式の棚はやっぱり靴かな。
豆皿に鍵や小物なんか入れて
並べてもかわいい。

まぁ！こんなにきれいになって…って
あ、まるで親戚の
おばちゃんのようなことを…。
目の前がパッと明るくなる
すがすがしいお部屋。

もともとは
畳のお部屋なんかも
あったのかな。
いまはピッカピカ、
フルリノベで1LDKに変身。

樺桜の床材なんですって。
部屋全体に明るさと
やわらかさが広がる。

キッチンも色白美人で
お部屋にとっても馴染んでる。
コンロはふた口で
作業スペースの広さもグー。
シンプルで頼りがいあるって素敵。

寝室にぴったりの
4帖の洋室には
うれしいポイントがありまして

室内干し用のワイヤー付き。
ベランダもあるけれど
夜間や梅雨の季節はきっと
たくさん助けてくれる。

もうひとつは

すみっこのスペースに
ウォークインクローゼット。
お片付けに入るたび楽しそう…。

サニタリーも
木をふんだんに生かした
明るいトーン。
淡い色の水よけタイルに
棚の上のミニ木棚、かわいい。

おお、バスルームも木目調で
統一しているのですね。

頭上の収納も木製。
徹底している。
ホントに、すみずみまで
生まれ変わったんだなあと改めて。

こちらのアパートの
名前は「竹泉荘」。
生まれ変わっても
脈々と受け継がれる
歴史はそのままに。
オーナーご夫婦は
すぐお向かいに住んでいるそうです。
大家さんと温かい交流を育むのも
昔からのアパートならではと思うのです。

このアパートを舞台にした
物語の一員になりたくなりました。