ウッドデッキの先には、
遮るもののない景色。
自分だけ空に近いような、
街に浮遊しているような、
これさえあれば何もいらないと
言いたくなる眺望です。

ウッドデッキは2面ありまして、
こちらはわっさりとした緑。
お気づきだと思いますが、
このウッドデッキ、
手すりがありません。

つまり、デッキに腰かけて
足をブラブラしたりもできるってこと。
調子に乗ってはしゃぐと
危険かもしれないけど、
これはほかになかなかないのでは。
ある意味、めちゃくちゃ贅沢な仕様…！

場所は、江の島にもほど近い目白山下。
最寄り駅からは徒歩6分、
意外にも住宅街の中にあるのですが、

このような階段で
アクセスしなければなりません。
秘密の小径感があって楽しいし、
あの眺望のためだと思えば
なんのその、ですよね。

お家はひろびろとした
2階建ての7SDK。
もとは2世帯住宅だったのでしょうか、
1階と2階それぞれに
玄関とキッチンがございます。

さきほどのウッドデッキが
あるのは、たぶん1階。
二間続きの和室の窓の向こうに、ほら…！
チラリと見えるウッドデッキが
気になって仕方ありませんが、
その前にお部屋にも
注目してくださいな。
肌触りのよさそうな畳に、
昔ながらの木製窓。
風情があってすばらしい。

こちらは奥のお部屋です。
押し入れも床の間も
備わっていますね。

屋内からの眺めにもうっとり。
このまま何時間でも
ぼーっとしていられそうだけど、

やっぱりウッドデッキからの
眺望に勝るものはなし！
ここでデッキチェアに座る自分を
想像しただけでとろけてしまう。

1階のキッチンも窓の外は
緑で覆われています。
広いキッチンとぴかぴかのタイル、
やさしい光とあざやかな緑。
なんだか高原で迎える朝のようで
うれしくなってしまいます。

昭和44年築の建物ですが、
水回りには手が入っていて
快適に使えそうです。

どのお部屋も風情はあるのですが、
築古＆レトロな木製窓を多用しているため
冬の寒さは厳しいかもしれません。
前の住人さんは、こたつとストーブで
十分暖かったとのこと。
石油ストーブ愛好家としては
あの多幸感のある暖かさを
ぜひ味わってほしいと思います。
きっと冬が好きになりますよ。

なにしろ広いお家ですから
ファミリーメンバーが多くても
受け止めてくれますし、
事務所利用相談可とのことなので
住居兼仕事場やアトリエに
するのもよさそう。
1階と2階は別々の玄関ゆえ
居住空間と仕事場を完全に
分けることができますしね。

それでは最後にウッドデッキからの
眺めをもう一度。
ときおりリスが視界を横切ったり、
トンビが飛んでいったりするんですって。
そりゃまあ生きれてれば
いろいろなことがあるけれど、
この景色さえあれば
いつもご機嫌でいられる気がするのです。