窓の向こうにスーッとのびる、一本線。

やわらかな青が、空間を包む。

真鶴半島や三浦半島、 房総半島まで見渡せて、

小田原のまちなみだって一望できる。

夕飯の支度をしながら 窓の外に目をやれば、 夕日に照らされて揺れる朱色の水面。

24時間、365日、 この眺望を好きなだけ。

そんな非日常を味わえるこちらのお部屋は、 14階建てのマンションの最上階。 ワンフロアを贅沢に使った2LDKで、 面積は約150平米と、かなり広い。

開放感の理由は、 単純に広さだけではない。

たとえばLDKの折り上げ天井。 空間にメリハリが生まれるから、 奥行きや高さを感じやすくなる。

設計上の工夫とこだわりが 随所に散りばめられているのだ。

玄関の横に設けられた 大きなシューズクローゼットや、 小さな手洗い場もその一つ。

暮らす上で「あ、嬉しい」と 感じる設備がしっかり整っている。

LDKの他には2つの洋室があって、 これがまた、ゆとりのある間取り。

こちらは9.5帖の洋室。 将来的に間仕切り家具などで2部屋に分けて 子ども部屋にすることだってできそうだ。

衣類や生活用品は、各洋室に備わっている ウォークインクローゼットの中にしまおう。

こちらは一回り小さな洋室。広さは7.8帖。

部屋の一角にあるカウンターを使って ワークスペースにするのはどうだろうか。

サニタリールームのアクセントクロスは 意外にも、かわいらしいチェック柄。

一方、バスルームのアクセントパネルは 上品なブルー。まるで深い海の色のよう。

マンションの所在地は、 小田原駅から徒歩13分の好立地。 神奈川県内の移動はもちろん、 都心への通勤・通学も問題なし。

小田原は不思議な場所で、 城下町らしい活気で 元気づけてくれたと思えば、 青い海や緑の木々が そっと寄り添ってくれる日もある。

日々に疲れたときは、 ここで、波の音に耳を傾けて、 潮風を胸に吸い込んで。

ゆらゆらと空に浮かび、 海に溶けていく。

贅沢で、ちょっと不思議な 小田原暮らしのご提案。

文・さとうめぐみ フリーライター。間取りを見ると元気になる。引越しを繰り返し、ようやく茨城県に定住。普段は子どもに関する記事を中心に手掛けている。 @Megumi_Satou_