本物件、掲載元サイトには
「ガレージ11台売ってます（リノベ済の家付）」
とあったんですよ。
そんな打ち出し方をされると、
メインは土地で、家はおまけなんだろうなと
思うじゃないですか。
ところがですね、お家を見てみると、

おや？

おやおや？

なんですか、この端正な空間は。
「リノベ済の家付」どころか、
むしろ家が主役でしょうよ！
と思ったわけです。
この素敵な家をおまけのように言うなんて、
さすが京都の人は奥ゆかしいなあ。

具体的には、お家だけでも
1F 49.28㎡、2F 38.44㎡のテラスハウス。
プラス、車4台を停められる
コンクリートのボックスガレージが49㎡。
一方、敷地面積は256.56㎡なので、
上記に加えて隣接する駐車場的な
土地が付いてくると思われます。
全体で大小合わせると11台ほど
駐車できるとのこと！（一部軽自動車限定）

お家の外壁は落ち着いたベージュトーン。
玄関ポーチを囲む柵には、
なんと藁があしらわれています。

建具が良いですね〜。
存在感のあるアイアンのハンドルを握って、
いざお家の中へ。

玄関ホールから見たLDKの様子。
ここもまた建具がすばらしい。

グレージュの壁と幅細のフローリングを
きゅっと引き締める黒いサッシ。
うっとりした気分でLDKへ入ると、

まずダイニングスペースがありまして、

二方向の大きな開口の奥に
リビングスペースとキッチンが展開する
のびやかな空間。

リビングスペースには
二面の大きな窓と天窓があり、
ほぼ自然光で生活できる明るさ。
どちらの窓際にも
造作ソファが設置されています。

あずき色のほんのりレトロな柄、
かわいすぎやしませんか。
長いほうは大人がゴロリと
寝転べそうなゆったりサイズで、

短いほうは借景付き。
特等席感が半端ありません。

リビングとキッチンも
開口でつながっていて
行き来が可能。

グレージュカラーでトーンコーデされた
キッチンの美しさよ…。
毎日ガシガシ使ってお料理して、
その都度ピカピカに磨き上げて
きれいな状態をキープしたい。

続きまして、カーベット敷きの
階段を踏みしめて2階へ。

階段を上がるたびに、

斬新な光景が少しずつ現れます。
右は5.5帖の和室、左は5帖の和室、
いちばん奥に見えるのは主寝室。

和室だって、このお家では
一筋縄ではいきません。
建具は既存のものを活用しつつ、
壁の一部はコンクリートむき出しに。
収納のルーバー扉も含めた
ミスマッチがなんとも絶妙です。

ちょこんと腰掛けられる
出窓もありますよ。

もうひとつの和室は、
壁二面がコンクリートむき出しに。
床の色もさきほどの和室とは違って、
細部へのこだわりがうかがえます。

突き当りの寝室もユニークなつくりで、
造り付けのワークデスクの手前に
ベッドをくっつけて置く仕様。
床は階段や2階廊下と同じ
カーペット敷きですね。
開口の奥のスペースは、
ウォークインクローゼットのように
使ってもいいかもしれません。

開口奥のスペースから見るとこんな感じ。
うん、とっても心地良さそうな、
絵に描いたような寝室です。

水回りのクオリティも言わずもがな、
ミニマル＆スタイリッシュな洗面に、

明るくひろびろとしたバスルーム。
ここでも建具の黒のサッシが
空間をキリリと引き締めていますね。

さらに、本物件にはもうひとつ
大きなお楽しみがありまして、
こちらは隣接するコンクリートの
ボックスガレージなんですが、

ガレージの屋根の上を、
家のお庭として利用することができるんです。
奥に見えるルーフテラスみたいなスペース。

ここね、ここ。

ちなみに、車を11台も停める予定のない方は、
4台駐車できるボックスガレージを
自宅の駐車場兼工房や倉庫にして、
残りの駐車場を月極ガレージや一時貸しに
するという手も。
このエリアは車が一家に1台の住宅が多いので、
需要はありそう、とのことですよ。そんな、テラスハウス付きのガレージ、

もとい、ガレージ付きのテラスハウス。

美しすぎる佇まいを見たあとでは、
どちらが主役か、もうおわかりですよね？