お部屋の中に現れた ゆるやかにカーブする壁。 見た目も角がなくやわらかな 印象ですが、このカーブにはさらに 優しい心配りが隠されていました。

お部屋はこちらの建物の2階。 オートロックに宅配ボックスもあり、 設備も充実しています。

玄関を入ってすぐ左手には 大きなシューズクロークが。 可動棚のほかにハンガーパイプや 枕棚も設けられているので、 コートやアウトドア用品なども 収納できちゃいます。 床は同素材で段差なく、 さらに扉を付けず、アーチで 空間を区切ることで、より広々とした 印象になっていますね。

シューズクロークの反対側には 大きな全身鏡が設置されています。 靴まで含めたトータルコーディネート を確認できるのもうれしいところ。

こちらがメインのLDK。 カーブを描いた壁が特徴的な空間です。 この部分の角を丸めることで キッチンからのリビングへの 見通しがより良くなっているんだとか。

キッチンからリビングを眺めると たしかに死角が少ない！ 料理中でもリビングにいる お子さんの様子を見守れるというのは 安心感がありますよね。 ライティングレールはお部屋の形に 沿うように斜めに配されているので、 お部屋の使い方に合わせて照明計画を 考えるのも楽しそうです。

ベランダの目の前には 豊かな緑が広がります。 料理中にふと振り返ったり、 洗濯物を干したりした時などの 些細な瞬間にも、季節の移ろいを 感じられそうですね。

キッチンはくすみカラーで 落ち着いた雰囲気。 コンロはお好みのものを お持ち込みください。

冷蔵庫はこちらのくぼんだスペースへ。 少し高めの位置に設置された コンセントは、抜き差しがしやすいので、 ブレンダーやミキサーなどを使う キッチン周りでは、 特に重宝するかもしれません。

リビングのカーブの棚の背面は 開放することができ、奥の寝室と つながる小窓のようになっています。 リビングと寝室両方で使いたい タブレットなどの充電スポットや、 取り込んだ洗濯物の一時置きとしても 便利に使えそうです。

引き戸を開ければ寝室まで光が届き、 明るい空間に。 反対に閉じてしまえば熟睡できそうな 落ち着いた空間に。 カーブの下の部分の収納に ちいさな椅子をしまっておけば、 棚板をちょっとしたデスクのように 使えそうです。

壁際の天井には ピクチャーレールもついているので、 写真やお子さんの描いた絵などを 壁を傷つけることなく飾れます。

洗面室は広いカウンターが特徴的。 歯磨きをしている隣でヘアセットや メイクができるので忙しい朝にも 大活躍です。 シンク下の棚がお部屋のデザインに 合わせてアーチ状にカット されているのもユニークですね。

お風呂もシンプルで使いやすそうで…、

トイレも手摺のついた安全設計。 使いやすい水回りはQOLを 高めてくれますね。

こちらは大阪市住まい公社さんが 大阪公立大学生活科学研究科さんと コラボレーションして生まれた 学生さんが企画・設計をした リノベーション物件。 「見守れる円味のある暮らし」を テーマにした、共働き世帯から 子育て世帯まで様々な形の家族に 優しくフィットしてくれそうな お部屋です。

文字どおりの円満な家庭が 築けそうな今回のお部屋。 今なら保証会社の利用で、 引っ越し祝い金5万円や 新婚・子育て世帯へ 1万円×24ヶ月の家賃補助など、 うれしい特典も盛りだくさん とのことですので、 ぜひお問い合わせください。

文・佐藤シュン 浜松で設計事務所をやりながら、黒猫と暮らしています。