このシンメトリーな光景にぐっときたんです。
なんだかキューブリックの映画の
ひとコマみたいだなって。
テラコッタ色に塗られたモルタルの壁や
小さな両開き窓も相まって、
本当に外国のお家のよう。

場所は鎌倉。
しかも鎌倉駅から徒歩9分、
由比ガ浜海岸まで徒歩10分の好立地です。
由比ガ浜通りから少し奥まった先、
月極駐車場のさらに奥にたたずむ
こちらの門扉が目印。
トトロの世界を彷彿とさせる
石畳の長いアプローチを進むと、

テラコッタ色の建物が姿を現します。
この感じ、コロニアル風と言うんですかね、
テラスを抱え込むかたちの扇型が印象的な
テラコッタ色のモルタル壁の家。
玄関の白い木の扉を開けると
吹き抜けの階段ホールが出迎えてくれます。

家の中心にある階段ホールを
左右斜め45度の位置関係の居室で挟み込む
ユニークな間取り。

1階には間仕切りがなく、
一面に棚を配したダイニングから
玄関ホール、

そしてリビングまでが
ひとつながりになった
シームレスなつくり。

とはいえ絶妙な角度のおかげで
別室にいる家族の姿は見えない、
ゆるくつながる感じがちょうど良い。

キッチンは、ダイニングの棚の奥に。
広いシンクと作業スペース、
3くちコンロを備えた
使い勝手抜群のやつでございます。

ダイニングとリビングの両方から
玄関前のテラスが臨めるのも
うれしいポイント。
お子さんがいる場合、
どちらのスペースで過ごしていても
テラスで遊ぶ子どもが見えるし、
大人だけの場合はコーヒーやーお酒を。
広いテラスとともにある暮らし、
憧れちゃうな。

サニタリーへは、玄関ホール正面の扉か、
キッチンから勝手口前を通ってアクセス。
洗面所、ひろーい！

白いタイルで覆われた壁と
上げ下げ窓がおそろいの
バスルームとトイレ。
どちらも洗面所と同様に
ゆったりした空間です。

2階にも居室が2つ。
階段の踊り場から
こんなふうに二手に分かれます。
冒頭でご紹介した写真は
踊り場からの光景でした。

二面採光のほうのお部屋は
間取りには「子供室」とありますが、
お子さんがいない場合は
仕事部屋や趣味の部屋に。

寝室の窓の外には、
わっさわさとした木。
目覚めてすぐに緑が見えるのが良いな。
小さなデスクを置けそうな
書斎スペースもありますよ。

なんてことのない写真を見ただけで
木の下に広がるテラスで遊ぶ
子どもたちの笑い声や
キッチンから漂うおいしいにおいが
感じられるよう。
そんなイメージが次から次へと
湧き上がってくるのが
良いお家の証左ってものです。