「かわいいところ、いくつ見つかるかな？」
そんな質問を投げかけられているような、
見るべきポイントの多いファザード。
ええと、まずはグレートーンの外壁でしょ、
それから半円窓のついた扉、
その隣に並ぶステンドグラスの飾り窓と、
ポーチにちょこんと載ったような屋根、
レンガの小さな花壇……。
いくらでもすらすら答えられてしまいます。

扉を開けると目に飛び込んでくる
玄関だって、かわいいにもほどがある。
（かわほど？）
なめらかなアールを描くニッチは
靴箱とおそろいの赤銅っぽい色、
たたき部分はダークカラー。
デザインといい、カラーリングといい、
外国のおうちのようです。

しかし、ここは京都。
京阪 神宮丸太町駅から徒歩15分、
平安神宮の北側に広がる住宅街の一角。

5戸の連棟住宅の一区画が、
レトロかわいいおうちに
生まれ変わりました。

1階に寝室と水回り、
2階にダイニングキッチンと
「コモリ部屋」のある2DK。
コモリ部屋、気になりますよね。
のちほどしっかり紹介するのでお楽しみに。

それでは玄関に戻りまして、
さきほどとは違ったアングルをどうぞ。
アールのニッチ、
けっこう奥行きがありそうですね。
玄関入って最初に見えるところだから
いちばんお気に入りのオブジェを飾りたい。

玄関を上がるとすぐに5.1帖の寝室です。
コンパクトに感じるかもしれませんが、
セミダブルベッドを置くのに十分な広さ。
巾木が玄関の収納やニッチと同じ
赤銅っぽい色なの、気づきました？
1階はこの色がテーマカラーに
なっているようです。

ほら、その奥につづく
サニタリーのドアも、

洗面台も同じ色。
というか、ここもまた「かわほど」では…？
ホテルライクなデザインはもちろんのこと、
赤銅っぽいテーマカラーと
グレートーンのタイル＆洗面ボウルとの
相性の良さったら！

ちなみに洗面室の高窓にも、

ウォークインクローゼットにも、

トイレにまでテーマカラーがチラリ。

さすがにバスルームにはありませんが、
お風呂は機能優先なので
これはこれで良し。

つづきまして2階へ上がる、
その前に…

危ない危ない、
ステンドグラスの飾り窓を
素通りするところでした。
外からも見えた、あの飾り窓です。
くどいのは承知で言わせてください。
…かわいいにもほどがある！

というわけで、今度こそ2階へ。

6.4帖のダイニングキッチンは
濃いブラウンのフローリングが敷かれ、
1階とはテイストが違う落ち着いた空間。
ピカピカのステンレスと
木のパネルが好相性のキッチンが
モダンな雰囲気を醸しています。

角度を変えると、
おやまあ、かわいいアーチの扉！

扉の中は…

小上がりになった3.1帖のスペース。
じつは、ここが間取り図にあった
「コモリ部屋」なのです。
四方を深いブルーのクロスに囲まれ、
うん、たしかに、ここにこもると
趣味や作業がはかどりそう。

コモリ部屋から
ダイニングキッチンを見るとこんなふう。
いうてもDKのすぐ隣のお部屋ですからね、
ふだんはリビングのように
使ってくださいな。

そんな、外も中も
かわいいにもほどがあるお家ですが、
個人的には夜の表情が好き。
この光景をめがけて帰ってくると
中にはあの空間が広がってるなんて、
なんだか夢のようだと思いませんか？

2025年1月11日（土）に
オープンハウスが開催されるそうなので、
気になる方はぜひ現地で夢の確認を。