おおう、こんな形状の隕石怪獣を 特撮もので見たような気がする…。 四次元からやってきたような集合住宅。 聞くところによると、 有名な建築なんだとか。

最近では大阪・関西万博の木製大屋根で 注目を浴びる建築家、藤本壮介の代表作 Tokyo Apartmentに空きが出ましたよ！

今回募集されているのは1階に玄関、 2階と地下（！）に居室がある2LDK。

玄関を開けると目に飛び込んでくるのは スケスケサニタリー。 床はコンクリートかな？ スケルトンの階段と言い、 無骨な内装にしびれます。 南と東に大きな窓があって採光もよき。

水回りが集まっていて 家事動線がよさそうですね。 玄関付近にモダンなデザインの パーティションを取り付けると、 目隠しになっていいかもしれない。 すみっこで観葉植物を育てるのも よさそう。 こういうソリッドなお部屋って グリーンが映えてかっこいいんですよね。 はあ、憧れちゃう。

ステンレスのキッチンも ミニマルでクールなこと。 IHの2くちコンロだから、自炊派さんでも しっかりお料理できますね。 備え付けの収納がない分、ワゴンや ゴミ箱を好きなように配置できます。

スクエアの洗面台に対して 優美な曲線を描くバスタブ。 過不足が無く、機能美に満ちた サニタリーです。

2階にあがりました。 三角屋根とフローリングで 広がりを感じるフロア。 ポッポッと並んだ照明が 控えめで優しい印象です。

あ、天窓があるんですね。 アクセントの柱がスタイリッシュ。 12.3帖の広さがあり、ベッドを置いても ゆとりがあります。 シンプルイズベストな寝室。

地下のお部屋はワークスペースに ぴったり。とても集中できそう。 日焼けの心配がないので、書棚や 大事なコレクションを並べて、憧れの 推し活部屋にしちゃうってのは いかがでしょうか。

そうなれば、1階とのギャップも 楽しめそう。 秘密基地のような造りですし ワクワクすること間違いないと 思います。

東京メトロ有楽町線・副都心線 小竹向原駅から徒歩13分。 閑静な住宅街に現れる、不思議なお家。 住み心地も良さそうだし 有名建築に住める優越感も味わえる なんて、建物好きにはたまらないですね。

文・葱山紫蘇子 大阪で娘3人息子1人と暮らす独り身。元劇団維新派役者竹山らいち、元ミニシアター従業員、元介護職。建物と書き出し小説と漫画と毛布のヘリが大好き。 Lit.Link