本当に必要なものだけを キャリーケースに詰め込んで、 まっさらな気持ちで 身軽に引っ越してきたい。 そんなお部屋を見つけました。

まずは、間取り図をどうぞ。 木造アパートの1室を フルリノベーションしました。 壁は大胆に取り払われ、 天井もオープンに。 シンプルでミニマムな暮らしを 愛したい人にぴったりです。 「窓（明るいです）」の 文字もかわいすぎませんか？

あ！ ありましたよ、 「窓（明るいです）」だ。 たしかに明るい、気持ちいい！

壁面は、すべて漆喰仕上げ。 天然木のフローリングも、 窓からのやさしい光に照らされ いきいきとして見えます。

天井を抜いたおかげで グーっと高さが加わり、 開放感はバッチリですね。

お部屋のコンセプトは 「寺」だそうですよ。 余計なものを欲しがらず、 「足るを知る」の精神で生きる。 ここで過ごしているうちに、 そんな人になれるでしょうか。

見上げると、立派な梁！ 年季を感じる天井も 渋くてカッコいいです。

ちなみに、一部の梁は カーテンレール付きです。 大きなひとつの空間として ゆったり使うのもいいけれど、 自分好みの間取りに 分けてみるのも楽しそう。

キッチンは向こう側、 玄関の近くにありますよ。 はー、壁がないと こんなに広く見えるんだな。 キッチンまでのこの直線、 つい走り出したくなっちゃう。

キッチンはコンパクト。 調理スペースがないので、 作業台付きのキッチンワゴンを 近くに置いておくのもいいかも。

こちらはシャワールーム。 普通なら浴槽がないのは マイナスになりそうですが、 このお部屋ならシンプルな シャワールームがあってる…… なんて思ってしまうな。

トイレは、リノベの際に 新しいものに交換済みです。 小窓もあっていい雰囲気。

そして、さらにはなんと ロフトまであるのです〜！ センスのいいシンプル空間に ロフトがセットだなんて、 ときめきがとまりません。 素朴なハシゴを登りますと、

うわぁ、たまりません……。 干し草のベッドを作って ハイジみたいに眠りたい。

今回のお部屋、 ペットちゃんの相談も できるのですよね。 もしも猫ちゃんOKなら、 梁でまったりする猫ちゃんを ロフトでゴロゴロしながら 横目で堪能できちゃうかも。

物件前は菜園になっています。 野菜がすくすく育つ様子を 日々の中で見ているうちに、 なんだかのほほんとした ゆとりのある心が 自然と育まれていきそうです。

駐輪場とバイク置き場もあり。 月に5000円かかりますが、 駐車場もあるそうですよ。 お部屋は11月末退去予定。 内見開始は12月からです！

シンプルで、ミニマムで、 だからこそ自分にとって 大切なことやものを 忘れないでいられる暮らし。 余計なものを削ぎ落とすからこそ 見えてくるものがあるんだと、 教えてもらった気がします。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。散歩中におうちの外観をつい見てしまう。最近はInstagramかThreadsによくいます。 @kmn_nana