熱海の暮らしと、 リモートワーク。 個人的には、とっても 相性がいいと思うのです。

二拠点生活もいいかなぁ。 光を反射するツヤツヤの床の エントランスのマンションで、 都心と熱海を行ったり来たり。 刺激もありつつ、安定もあり、 なんだかいい暮らしが 始まりそうではないですか？

間取りはシンプルな1DK。 2018年にフルリフォームされ、 室内はまだまだきれいな状態。

期待に胸をはずませつつ、 それではお部屋を見てみましょう。 キュートなグリーンの扉を ガチャリと開けますと、

あら、かわいらしい。 コンパクトな玄関が 出迎えてくれます。

シューズボックスは ありませんので、 あの右側にラックを スコンと置きたいところ。 左にある扉は収納だったら うれしいな〜と思いましたが、

あっ、違ったみたいです。 まぁいいんだ、大丈夫です。

見上げればほら、こんなに ときめく照明が玄関全体を 照らしてくれているからね。

さて、お部屋全体はこちら、 明るくて気持ちがいいです！ 8帖のダイニングキッチンに、 奥につながる6帖の和室。

全体的にふんわりとした やさしい色で統一されて、 気持ちまでゆるんでいきそう。 ぽやぽやの和風の風船みたいな 照明も、穏やかでいいですね。

くるりと方向を変えて、 大きな窓の向こうには バルコニーも付いています。 窓の外には、熱海の展望。

すでにチラリと見えています。 熱海の、広くて青い海！ そうですよ、なんたって オーシャンビューですもの！

ただの窓越しではなく、 木枠の向こうに見える海が こんなに愛しく感じるなんてね。 格子があるのとないのとでは、 きっと印象が大違いだと思うな。 バルコニー、出てみましょうか。

青々とした大きな山の向こうに、 さらに大きく広がる青い海。 青空もきれいでしょうけど、 曇りは曇りで親しみやすく 不思議と心が落ち着きますね。

ふと視線を落とすと、 こちらにもグリーン。 うん。かわいい、かわいい。

さて、室内に戻りまして。 和室ですから、もちろん 収納力バッチリの 押し入れもありますよ。

天袋までありますので、 収納面では困らないかな？ 奥行きたっぷりの左側には 衣装ケースを上手に使って あれこれ収納しつつ、

コートやワンピース類は 右側のこちらにどうぞ。 押し入れに物を詰め込めば、 和室自体は家具を少なめにして のびのびと過ごせそうです。

キッチンは、清潔感のある ピカピカのホワイト！ マンションの建設自体は 1974年4月なのですけど、 リフォームのおかげで 古さはぜんぜん感じないや。

2くちのガスコンロに、 魚焼きグリルもありますよ。 作業台も狭くはないですが、 ダイニングキッチンは ゆったり8帖ありますので、 新しくカウンターを置いても 自炊がはかどるかもしれません。

トイレと洗面台は お隣同士なのですが、 こんなにミニマルでかわいい 洗面台ならむしろありがたい。 なんでしょう、あのフォルム！ ころんと小さな洗面ボウルに、 それがちょこんと乗る台は 真っ直ぐではなく見事な曲線。 ずーっと見ていても飽きない。

お風呂には浴槽がないので、 ササッとシャワー派の方と 出会ってくれたらな、と。 まぁ、そこは熱海ですもの。 広いお風呂が恋しいときは、 街中の日帰り温泉まで ぜひ足を伸ばしてくださいな。

ちなみに共有部には ランドリーもありますし、

ゴミ捨て場も管理されていて 安心して暮らせそうです。

さらにですね、屋上からは 花火を見ることもできちゃう！ 海と花火のコラボレーション…… 生で見たら、美しすぎて 泣いちゃうかもしれないよ。

そして、設備のひとつとして 屋上プールまであるのですよ。 えぇ、プール？　本当に？ どこまで管理されていて、 かつどのように使えるのかは 要確認にはなるのですが、 夏の間に自由に使えるのなら もう幸せすぎて、うれしすぎて。

マンションの一階には 喫茶と洋食のお店があり、 つい吸い寄せられちゃいそう。 リモートワークの休憩に サクッとコーヒーもいいな。

熱海でリモートワーク、 想像するとやっぱりいいなぁ。 いやな上司がいたとしても、 （おまえ温泉入れないだろ、 こっちは熱海にいるんだぞ）と。 （なんなら屋上で花火見れるが？）と 心の中で優越感に浸れば、 だいたいのことは流せる……かも。

海に、屋上花火に、熱海の温泉。 心のエネルギーになるものは 多ければ多いほど、 無敵に近づけそうですものね。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。散歩中におうちの外観をつい見てしまう。最近はInstagramかThreadsによくいます。 @kmn_nana