熱海市街の南西に位置する 伊豆の別荘地「熱海自然郷」。 約50万坪に広がる林地を開発した、 自然豊かな大規模別荘地です。 今回は、そんな熱海自然郷にある 温泉付きの2階建てを、 皆さまにご紹介させてください。　　　

別荘地にある物件ですから、 もちろん別荘として使うのも いいのですけれどね。 民泊利用もできますので、 個人的には熱海の地で 民泊オーナーデビューするのも 人生が楽しくなりそうだなって。

まずは1階から見てみようかな。 サンルーム付きのLDKに 6帖の和室、洗面所や バスルームなども1階ですね。 販売価格が600万円（！）と なかなかお手頃になっているので、 リノベーションありで考えるのも ワクワクが膨らむかもしれません。

あ！ ただですね、 物件の販売価格とは別に 温泉権利金などもありますので、 ご検討の際はそちらも 漏れなくチェックをお願いします。

全体的に清潔感があるので、 そこまで手を加えなくても 大丈夫そうかな？ と思いつつ。 階段のブラウンもこっくりとした チョコレート色でかわいいですしね。

民泊のオーナーさん、 大変なこともあるだろうけれど それでもちょっと憧れちゃうな。 物件を丸ごと自分の色に染めて、 そこにお客さまをお招きできるなんて。

LDKには、たとえばどーんと 一枚板のテーブルを置いて、 泊まりに来てくれたお客さまと 会話に花を咲かせてみたり。

光が差し込むサンルームには ゆったり腰かけられる椅子を置いて、 お客さまのリラックスタイムを さりげなく演出してみたり。 思いついたことをあれこれ 試してみるのは、苦労もありつつ きっと充実した時間だろうな。

LDKから廊下を挟んで、 こちらは6帖の和室です。 利用する方のご意向にもよりますが、 畳や雨戸などは一部修繕が 必要になるかもしれません。

熱海と和室の組み合わせに グッとくる方も多そうですし 和室のまま新品の畳に 張り替えるのもよいですが、 これをきっかけにフローリングにして 和モダンな雰囲気にするのもありかな？ 2階にも和室がありますので、 和室か洋室の両方があれば お客さまが自由に選べますし。

脱衣所もほどよい広さ。 ふんわりベージュの壁紙が やさしい印象でいいですね。

洗面台は独立タイプ。

ちょっとした棚も付いています。

そして大本命と言うべきは こちら、温泉が！ 出ます！ さすが熱海です、温泉の町。 都心との二拠点生活をする方も 増えてきているようですし、 日頃の疲れをたまにの温泉で じっくりほぐすのもいいですねぇ。

こちらはトイレ、シンプルです。 ちなみに2階にもありますよ。

ではでは、そろそろ2階へ。

ころんとかわいい照明を 眺めつつ階段を上がりまして……

2階には8帖の和室があり、 ぐるりと囲むようにL字の広縁が。 床の間と収納も付いています。

おぉ、いい雰囲気ですねぇ。 しっとりと深みのある緑の壁に、 あの襖の模様はなにかなぁ。

シャッシャッと描かれた 葉っぱ…… 露草でしょうか。 世の中には文字を見ると なんのフォントを使っているか すぐにわかる方がいるといいますが、 襖の柄をバチッと当てられる人も きっと探せばいるのだろうな。

ちょっと出てみますか、広縁。

和室をカクカクと囲む広縁は つき当たりにトイレがあり、 もう一方のつき当たりには収納。 なんとなく、靴下でスーッと 子どものように滑りたくなる広縁だ。

カチャリと開けて、トイレです。

収納はこちら、スマートさんです。 和室に押し入れがありますので、 メインの収納はそちらをどうぞ。

そしてそして、忘れてはいけない 2階バルコニーからの景色。 「緑」とまとめるのが惜しいほど、 さまざまな美しい濃淡が 視界をみずみずしく染めてくれます。

移住するでも、二拠点でも、 別荘としても、民泊としても。 どれを選んだとしても、 ここを選ぶ決め手のひとつは やっぱり熱海が育んだ 自然の美しさになると思うな。

物件がある熱海自然郷は 自然環境を守るための 管理規約や開発ルールがあり、 建築の際もそのルールに沿って 運用が行われているそうです。

つまり、いきなり目の前に ドーンとビルが建つことは ない……と思っていいのかな？ 心を射留められた景色、 できればこの先もずっと 守り続けてほしいですものね。

ちなみに、別荘地の中には ワンちゃんOKのカフェや テニスコートもあるのだとか。 別荘地にいる方たちとの交流も、 生活をさらに潤してくれる 息抜きになるかもしれませんね。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。散歩中におうちの外観をつい見てしまう。最近はInstagramかThreadsによくいます。 @kmn_nana