菊竹清訓氏によるメタボリズム建築を間近で見学しませんか?(群馬県館林市)
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「スカイハウス」「江戸東京博物館」 などの作品を世に送り出した 建築家・菊竹清訓氏。 氏の貴重な作品のひとつ、 「旧館林市庁舎」の見学会が開催されます。 貴重な建築遺産に 間近に触れられる機会ですよ!
先日、募集を開始した 旧南林邸の見学会を 企画したのと同じ、 シェアアーキテクチャープロジェクトの 一環となっています。
見学会の詳細は記事末尾でご案内しています💁♀️
メタボリズム建築を提唱した 建築家としても名高い菊竹清訓氏。 生物が新陳代謝(メタボリズム)を するかのように建築や都市が 有機的に変化していく、 そんな理念のもと設計されています。 昨年には、近代建築の記録と保存を 目的とする国際学術組織「ドコモモ」の 日本支部、ドコモモ・ジャパンから 「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」 に選定されました。 四隅にそそりたつ柱と、 その柱に持ち上げられたスラブが 印象的なその外観。 四隅の柱の中は階段やエレベーター、 トイレなどが納められた 「コア」となっています。 アプローチにはあみだくじのように 割り付けられた窓が並びます。 こちらはフランスの名建築家 ル・コルビュジエの 「ラ・トゥーレット修道院」に 影響を受けたものなのだとか。 影の落ち方も美しいですね 建物の中心に十字を描くように 並んだ9本の丸柱。 「柱は空間に場を与え、 床は空間を規定する」 とは菊竹氏の言葉ですが、 この柱があることで 広々とした空間の中に 拠り所ができているように感じます。
2023年から、館林を拠点に活動する 地元の有志を中心に、 旧館林市庁舎1階に ギャラリースペースやカフェが オープンしていて、 アートやヴィンテージ家具が 発信される場に生まれ変わったのだそう。 民間と自治体が一体となって 建築保全を行う貴重な取り組みです。 仕上げ材を施された天井や床面と 素地のコンクリートの表情の 対比も美しいですね。 どことなくご神木のような 厳粛さも感じます。 4本の巨大な柱にスラブが 吊り下げられるような ファサードが特徴的なこちらの 建物ですが、それを形作っていたのが キャンチレバーの構造によって 床を持ち出したこの部分。 天井から床まであるサッシのおかげで 空と一体となるかのような 開放感を感じさせますね。 五角形の窓もかわいらしいですね。 こちらは備品庫や書庫が設けられた 中3階に設置されています。 あまり人が立ち入るところでは なかったはずですが、 そんな部分にまで神経の行き届いた デザインがなされています。 こちらは最上階、かつては議場として 使われていた空間です。 ダイナミックなシェル構造の形状を ハイサイドライトから入った光が 強調し、十字のスリットからは シャープな光が差し込みます。 この天井のスリットのラインは 下階の丸柱をなぞるような 配置になっているので、 この空間では光の柱が 場を与えているのかもしれません。 今回の見学会は、 日本に現存するメタボリズムとして とても貴重な建築を その目で見ることができるまたとない機会。 見学会でしか立ち入りができない フロアもあるそうですよ。 名建築や、建築保全の活動に 興味がある方はぜひ足を運んでみては。
また、見学会では事業者さん向けに、 旧館林市庁舎でのイベントスペースの シェア会員様を募ります。 建物の形はそのままに、 用途のメタボリズムによって 名建築を未来に遺すという取り組みに、 あなたも参加してみませんか?
「旧館林市庁舎」 見学会(詳細欄の緑のボタンより事前に必ず予約してください)
【日時】 2024年4月27日(土)・28日(日) 11:00-12:00|13:00-14:00 (※見学時間は1時間)
【ギャラリーご案内料金】 お一人につき2000円(税込) ※当日、現金にてお願いいたします。 ※事業者様向けシェア会員新規登録者は見学料返金(免除)となります。
【アクセス】 東武鉄道 館林駅 徒歩8分
※「ご予約完了」は、運営からの返信をもって完了とさせていただきます。
★4月19日(金)~22日(月)には奈良県生駒市にある建築家・安藤忠雄氏が設計した旧南林邸の見学会も予定されています。
安藤忠雄建築に泊まろう。名建築の一室を別荘としてシェアする新たな試み。(奈良県生駒市49㎡のシェア別荘)
GW明けには山中湖の近くで建築家・三沢浩氏建築の見学会も予定されているそうです。こちらは後日ご紹介予定です。
文・佐藤シュン 浜松で設計事務所をやりながら、黒猫と暮らしています。
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