
「見たことのない普通のたてもの」って、こういうこと。建築家と追求した美しい平屋 (愛知県刈谷市72㎡の売買物件)
JR名古屋駅から約20分の刈谷駅。
そこから歩いて17分ほどの
住宅街の片隅に、
不思議な建物が佇んでいます。

きわめてシンプル…
というよりもミニマルな、木造の平屋。

長閑な風景に溶け込みつつ
異彩を放つこちらは、
建築家の宇野友明氏が手がけた住宅。

横から見てもミニマルなのに
インパクトがありますね。
外壁は杉、
切妻屋根はガルバリウム鋼板で、
せり出した軒天は
伝統的な工法の杮葺き仕上げ。
見えにくい部分にまで
宇野氏の美意識が宿る、
特別な一軒です。
多くの宇野建築ファンと同じように
現オーナーさんも
宇野氏の著書『見たことのない
普通のたてものを求めて』を読み、
同氏の建築に向き合う誠実な想いや
仕事観に感銘を受けて
自邸の設計と施工を依頼した一人だそう。

とても気に入って住んでおられましたが、
残念ながらお仕事のご事情で
次の住まい手を探すことになったとのこと。
宇野氏の仕事をじっくり眺められる
機会なんてめったにないので、
見せていただくとしましょう。

それにしても
あまり住宅っぽくないのはなぜだろう。
窓が小さくて、少ないから?
ふだん物件ファンでご紹介する
開放的な大開口がウリのお家とは
真逆のアプローチに
ドキドキしてしまいます。
まずは玄関から。
一見して素材の良さがわかる
床と天井は、杉材。
壁面にすっぽり収まる
造作収納も相まって
なんて美しい眺めでしょう…。

その先に広がるLDKも
見渡すかぎり杉があしらわれ、壮観!
そして、予想外に明るい空間でした。
なんでなの? と思いますよね。
じつは、2カ所に天窓があるんです。

間取り図を見れば一目瞭然。
四角い箱のような建物の
LDKに2つ、子ども部屋に1つ、
そして主寝室にも1つ
天窓が設けられています。
壁面の開口が少ないとなると、
住人の視線は自ずと
室内に留まるのではないかな。
これから経年してどんどん表情を
変えていくであろう杉材、

オリジナルの暖炉、

備え付けのダイニングテーブル、
そして、何といっても
そこに集まる家族の笑顔。
窓の外の風景の代わりに
いくら眺めても見飽きない
美しいものが室内にたくさんあって、
たまに見上げれば、
天窓に切り取られた空。
心から落ち着ける住まいとは
こういうものなのかもしれません。

お家の一部のような
木の造作キッチンと
カウンターも素敵ですね。

ちなみに、壁をよく見ると、
90mm角×3メートルの杉材を
家の内と外の二重に立て並べ、
遮熱性と断熱性を向上させた
非常に手の込んだ構造。
もちろんエアコンもありまして、
天井内と床下に配置されているそう。
かっこよさのためなら
少々の暑さや寒さは我慢、と
ならないところがすごくいい。

LDKの両端に配置されている個室のうち
こちらは主寝室。
仕切りの向こう側は、

ウォークインクローゼットになっています。
水回りも隅々まで素敵ですが、

おもしろいのは浴室。
一般的なユニットバスではなく、
FRP(繊維強化プラスチック)で
床・壁・浴槽を一体成形。
コーナーがアールになった
まるで洞窟のようなこだわりの空間です。

最後にふたたび外へ出て、
初見では気づかなかった
ディテールをチェック。
玄関ドアの特性スチールドアハンドルは、
外部に用いられたほうのみ
時が経つにつれて錆びが生まれ、
少しずつ表情が変化していきます。

エントランス上の照明や、

ポスト、インターホンカバーも然り。
錆がまわり、土地に馴染みはじめた
ちょうど良い頃合いです。
建物の逆側に回ると、
斜面地を活かしたピロティがありました。
ちょっとした屋根付きの庭ですね。
テーブルと椅子を置いて、
コーヒーやお茶を楽しむ
スペースにしたいな。

リビングに直接アクセスできる
外部階段は、太いヒノキの角材3本を
段状にを削り出して一体的に組み、
金物でつなぎながら造作した
これまた手の込んだディテール。

“個性”とは、意識するものではなく、
消そうとしても滲み出てきて
しまうものである──。
宇野氏が著書に綴った言葉を
体現するような住まいです。
今後も経年美化が進んで、
いちばん美しくなるのは
きっとまだずっと先のこと。
10年後、20年後も楽しみに暮らせる
特別な家を受け継いでみませんか?
そこから歩いて17分ほどの
住宅街の片隅に、
不思議な建物が佇んでいます。

きわめてシンプル…
というよりもミニマルな、木造の平屋。

長閑な風景に溶け込みつつ
異彩を放つこちらは、
建築家の宇野友明氏が手がけた住宅。

横から見てもミニマルなのに
インパクトがありますね。
外壁は杉、
切妻屋根はガルバリウム鋼板で、
せり出した軒天は
伝統的な工法の杮葺き仕上げ。
見えにくい部分にまで
宇野氏の美意識が宿る、
特別な一軒です。

多くの宇野建築ファンと同じように
現オーナーさんも
宇野氏の著書『見たことのない
普通のたてものを求めて』を読み、
同氏の建築に向き合う誠実な想いや
仕事観に感銘を受けて
自邸の設計と施工を依頼した一人だそう。

とても気に入って住んでおられましたが、
残念ながらお仕事のご事情で
次の住まい手を探すことになったとのこと。
宇野氏の仕事をじっくり眺められる
機会なんてめったにないので、
見せていただくとしましょう。

それにしても
あまり住宅っぽくないのはなぜだろう。
窓が小さくて、少ないから?
ふだん物件ファンでご紹介する
開放的な大開口がウリのお家とは
真逆のアプローチに
ドキドキしてしまいます。

まずは玄関から。
一見して素材の良さがわかる
床と天井は、杉材。
壁面にすっぽり収まる
造作収納も相まって
なんて美しい眺めでしょう…。

その先に広がるLDKも
見渡すかぎり杉があしらわれ、壮観!
そして、予想外に明るい空間でした。
なんでなの? と思いますよね。
じつは、2カ所に天窓があるんです。

間取り図を見れば一目瞭然。
四角い箱のような建物の
LDKに2つ、子ども部屋に1つ、
そして主寝室にも1つ
天窓が設けられています。

壁面の開口が少ないとなると、
住人の視線は自ずと
室内に留まるのではないかな。
これから経年してどんどん表情を
変えていくであろう杉材、

オリジナルの暖炉、

備え付けのダイニングテーブル、
そして、何といっても
そこに集まる家族の笑顔。
窓の外の風景の代わりに
いくら眺めても見飽きない
美しいものが室内にたくさんあって、

たまに見上げれば、
天窓に切り取られた空。
心から落ち着ける住まいとは
こういうものなのかもしれません。

お家の一部のような
木の造作キッチンと
カウンターも素敵ですね。

ちなみに、壁をよく見ると、
90mm角×3メートルの杉材を
家の内と外の二重に立て並べ、
遮熱性と断熱性を向上させた
非常に手の込んだ構造。

もちろんエアコンもありまして、
天井内と床下に配置されているそう。
かっこよさのためなら
少々の暑さや寒さは我慢、と
ならないところがすごくいい。

LDKの両端に配置されている個室のうち
こちらは主寝室。
仕切りの向こう側は、

ウォークインクローゼットになっています。

水回りも隅々まで素敵ですが、

おもしろいのは浴室。
一般的なユニットバスではなく、
FRP(繊維強化プラスチック)で
床・壁・浴槽を一体成形。
コーナーがアールになった
まるで洞窟のようなこだわりの空間です。

最後にふたたび外へ出て、
初見では気づかなかった
ディテールをチェック。

玄関ドアの特性スチールドアハンドルは、
外部に用いられたほうのみ
時が経つにつれて錆びが生まれ、
少しずつ表情が変化していきます。

エントランス上の照明や、

ポスト、インターホンカバーも然り。
錆がまわり、土地に馴染みはじめた
ちょうど良い頃合いです。

建物の逆側に回ると、
斜面地を活かしたピロティがありました。
ちょっとした屋根付きの庭ですね。
テーブルと椅子を置いて、
コーヒーやお茶を楽しむ
スペースにしたいな。

リビングに直接アクセスできる
外部階段は、太いヒノキの角材3本を
段状にを削り出して一体的に組み、
金物でつなぎながら造作した
これまた手の込んだディテール。

“個性”とは、意識するものではなく、
消そうとしても滲み出てきて
しまうものである──。
宇野氏が著書に綴った言葉を
体現するような住まいです。

今後も経年美化が進んで、
いちばん美しくなるのは
きっとまだずっと先のこと。
10年後、20年後も楽しみに暮らせる
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