
土佐清水に落ちていた人生一冊分の余白。誰も住まなくなった0円の家が、まだ諦めていない (高知県土佐清水市77㎡の売買物件)
まず最初に言っておきます。
これは、すぐ住める家ではありません。
むしろ逆です。

屋根は崩れ、壁は傷み、
部屋の一部は空が見えています。
不動産情報として見れば、
決して条件の良い物件ではないでしょう。
けれど、この家には少しだけ
気になるものが残っています。
それは「続きを書けそうな感じ」です。

場所は高知県土佐清水市貝ノ川。
海に近く、山に囲まれた
集落の一角です。
写真を見ると、家の向こうには
濃い緑の山並み。
周囲には大きな建物もなく、
空の広さが目に入ります。
時間がゆっくり流れている。
そんな言葉が似合う風景です。

この家は先祖代々受け継がれてきたものだそう。
長く人が住み、誰かが畑を耕し、
柿を育て、小夏を収穫していたのでしょう。
その時間の積み重ねが、
今も敷地のあちこちに残っています。
長く空き家だったこともあり、
建物の傷みはかなり進んでいます。
正直に言えば、
リフォームするより
解体したほうが現実的かもしれません。
だからこそ面白いとも思うのです。
ここには完成された家がありません。
あるのは土地と、畑と、記憶だけ。
つまり自由です。
例えば小さな平屋を建てる。
トレーラーハウスを置く。
週末だけの秘密基地にする。
畑を耕しながら
半自給自足の暮らしを試してみる。
アトリエや工房にする選択肢もある。

土地は101坪。
さらに54坪ほどの畑も付いています。
しかも非農地証明が取得されているため、
農家資格がなくても購入可能。
柿や小夏の木まで残されています。

今の不動産市場では、
「完成されたもの」を買う機会は
たくさんあります。
しかし、この物件は違います。
未完成どころか、ほとんど素材。
住まいというより原稿用紙に近い。
何を書くかは次の持ち主次第です。
しかも価格は0円。
もちろん取得費用や維持管理費は必要ですし、
建物の状態を考えれば覚悟も必要でしょう。
それでも、0円という数字に込められているのは
投げやりな気持ちではなく、
「誰かに引き継いでほしい」
という願いのように見えます。

家は壊れているけれど、
物語はまだ終わっていない。
海へ向かう風が吹き、
柿の木が実をつけるこの場所で
次の一章を書いてくれる人を、
静かに待っているようでした。
これは、すぐ住める家ではありません。
むしろ逆です。

屋根は崩れ、壁は傷み、
部屋の一部は空が見えています。
不動産情報として見れば、
決して条件の良い物件ではないでしょう。
けれど、この家には少しだけ
気になるものが残っています。
それは「続きを書けそうな感じ」です。

場所は高知県土佐清水市貝ノ川。
海に近く、山に囲まれた
集落の一角です。
写真を見ると、家の向こうには
濃い緑の山並み。
周囲には大きな建物もなく、
空の広さが目に入ります。
時間がゆっくり流れている。
そんな言葉が似合う風景です。

この家は先祖代々受け継がれてきたものだそう。
長く人が住み、誰かが畑を耕し、
柿を育て、小夏を収穫していたのでしょう。
その時間の積み重ねが、
今も敷地のあちこちに残っています。

長く空き家だったこともあり、
建物の傷みはかなり進んでいます。
正直に言えば、
リフォームするより
解体したほうが現実的かもしれません。
だからこそ面白いとも思うのです。
ここには完成された家がありません。
あるのは土地と、畑と、記憶だけ。
つまり自由です。
例えば小さな平屋を建てる。
トレーラーハウスを置く。
週末だけの秘密基地にする。
畑を耕しながら
半自給自足の暮らしを試してみる。
アトリエや工房にする選択肢もある。

土地は101坪。
さらに54坪ほどの畑も付いています。
しかも非農地証明が取得されているため、
農家資格がなくても購入可能。
柿や小夏の木まで残されています。

今の不動産市場では、
「完成されたもの」を買う機会は
たくさんあります。
しかし、この物件は違います。
未完成どころか、ほとんど素材。
住まいというより原稿用紙に近い。
何を書くかは次の持ち主次第です。

しかも価格は0円。
もちろん取得費用や維持管理費は必要ですし、
建物の状態を考えれば覚悟も必要でしょう。
それでも、0円という数字に込められているのは
投げやりな気持ちではなく、
「誰かに引き継いでほしい」
という願いのように見えます。

家は壊れているけれど、
物語はまだ終わっていない。
海へ向かう風が吹き、
柿の木が実をつけるこの場所で
次の一章を書いてくれる人を、
静かに待っているようでした。
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