
昭和12年生まれ。山間地に建つ、自宅兼医院の古民家。(島根県浜田市308㎡の売買物件)
このノスタルジックな 病院の受付窓口!
美しい「受付」の字と ガラス建具、 時を経た木の質感。
カタカタと優しい音を立てて 小窓が開き 「おはようございます、 今日はいかがされました?」と 挨拶が交わされていたのでしょう。
すべて萌えますね〜!!

売主さんの祖父の代に 「自宅兼医院」として 建てられた建物です。
当時としては珍しく、 メートル法を用いて 設計されたそう。
和洋折衷な意匠が 綺麗に残っています。
大きな上げ下げ窓というのも モダンで素敵ですよねえ!
当時「なんてハイカラな建物だ」と
評判になったのでは、と
想像してしまいます。

そのふたつが無理なく同居していた、 今ではなかなか 出会えないタイプの建物です。
売主さん自身も、 この家で小学生の頃まで 家族とともに暮らしていました。
診察を待つ人の気配。 家族の生活音。
そうした日常が、
自然に混ざり合っていた場所。


ただ、躯体は今も頑丈で、
長く家を支えてきた
芯の強さを感じさせます。

室内に入ると、
まず目を引くのは
建具の美しさ。


実用のためにつくられたはずなのに、 どこか愛嬌があって、 今見ると、 とても贅沢に感じられます。
昭和の家が持っていた
当たり前の丁寧さが、
ここには、まだ残っています。

晴れた日は、 ただ窓辺に座っているだけで 時間が過ぎていく。
そんな過ごし方が、
自然と似合う家です。

浜田道・瑞穂ICが近くにあり、 高速道路を使えば、 広島市内までおよそ1時間ほど。
インターネット環境を整えれば、
仕事も暮らしも
十分に成り立ちます。

ランニングやロードバイクも 安全に行うことができますし、 冬はウインタースポーツ、 夏はマリンレジャーを 気軽に楽しめます。
さらに土地は502.9㎡。
家庭菜園や庭のお手入れにも、
つい精が出てしまいそうです。

快適さや即住性を 求める人向けではありませんが、 手を入れながら、 時間をかけて付き合う家を 探している方には、 きっと相性のいい一軒です。
文・戸田江美 @530e
1991年生まれ。デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。
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