モロッコにある「シャウエン」
という街を知っていますか？
立ち並ぶ建物の外壁から階段、
扉まで、あらゆるものが
青で塗られた、別名「青い街」。

そんな美しい街を彷彿とする部屋が
目黒にあるのです。
主役は、表情豊かなブルーの壁に
設けられたアーチの開口。

ワンルームではありますが、
アーチが居室をゆるくつなげて
仕切る、2Kのような間取りです。

玄関土間から室内を見るとこんな感じ。
真っ白な空間の奥にブルーの壁と
ガラスのペンダントライトがちらりと覗き、
エキゾチックな空気を予感させます。

お部屋に入ってすぐのキッチンは
一見シンプルでミニマルですが、
白タイルの床、一部コンクリが
剥き出しになった壁、
左官仕上げのキッチンなど、
それぞれに個性ある素材を散りばめた
こだわりの詰まった空間。
木の造作棚やステンレスのレンジフードも
いいアクセントになっています。

その奥に広がるのが
アーチで仕切られた9帖の居室。
ブルーの壁は、粘土や大理石などの
自然素材を混ぜ込んだ塗料を
コテを使って手で仕上げたそう。
おかげでこんなにも表情豊かなのですね。

手前側の空間には
同じく左官仕上げのベンチがあるから
ソファや椅子はいらないかも。
エキゾチックなラグや絨毯を敷いて、
ファブリックにこだわった
クッションをたくさん置いて、
モロッコ風のリビングスペースにしたい。

室内を移動するときの足元は
もちろんバブーシュですよね。
裸足にバブーシュをひっかけて
ペタペタとアーチの開口をくぐると…

寝室にぴったりな
同じテイストの空間がもうひとつ。
セミダブルベッドを置いても
まだまだ余裕のある広さ。
ここでもベッドリネンには
ぜひこだわりたいところです。

寝室にはオープンクローゼットがあり、
その隣に味わい深い木の建具が。
こちらの扉を開けると、

かわいすぎるサニタリーが
現れました！
壁は、居室のブルーとはちょっと違った
落ち着きのあるパープル。
床の柄タイルともよくお似合いです。
海外のホテルのような
洗面台の隣は洗濯機置場、

その奥にトイレがあります。

お風呂は独立したユニットバス。
快適さを考慮すると、
このゆっくりお湯に浸かれる
シンプルなタイプがいちばんです。

最寄りの東急目黒線 不動前駅から徒歩5分、
JR目黒駅までも歩いて12分という
立地もたいへんに魅力的。
春には桜並木がピンクに染まる
目黒川近くの閑静な住宅街だそうです。
そんな品格ある街並みを横目に帰宅すると
自分だけの小さなシャウエンが待っている。
想像するだけでワクワクすると
思いませんか。