長野・青柳に、 子育て世代のご家族に 見つけていただきたいお家があります。 きっとすこやかに、のびのびと お子さんが育つと思うのです。

長い時間を静かに受け継いできた 一軒家。 二間続きの和室には 手入れの行き届いた畳が広がり 欄間には繊細な光が透ける。

大きなキッチンは 「お台所」と呼ぶのが ふさわしい味わい深さ。

この家を長く守ってこられた 前のご家族の姿勢が、 部屋の隅々にまで行き届いていて、 「ただ住む家」ではなく 「受け継がれてきた家」だと 感じさせてくれます。

子どもたちは元気に走り回り、 畑で季節の野菜を育て、 ご近所の方々に見守られながら育つ。 そんな伸びやかな暮らしが似合う家です。

まず驚くのは、和室の多さです。 二間続きの和室が二か所あり、 その広がりは圧巻。 長い縁側や犬走りは、 子どもの絶好の遊び場に。 台所と食堂があるのも昔ながらのつくりで ゆとりある空間です。

さぁ、長いポーチを歩いて 室内へと入ってみましょう。

ゆったりとした玄関は お客様をたくさん招きたくなる広さ。

見上げれば格天井にうっとり。

その先の玄関ホールが続きます。 ここだけで ひとつの部屋のような広さがあり、 季節の飾りや 子どもの作品を置くにも十分。

そしてリビングへ。 やさしさ漂う空間です。

マントルピースがありますね。 コンセントがあるので ここに電気暖炉を置いたら 暖炉が家族の中心となり 冬の夜には自然とみんなが 集まる場所になりそうです。

扉を開け放てば縁側、 そして大きな窓。 たっぷりの光が入り 心地よい風が吹き抜けます。

お台所は広くて、実用的で、 どこか懐かしい。 採れた野菜の下ごしらえから 味噌づくりや漬物まで、 手仕事が似合う場所です。

食堂があるのも 昭和の戸建てならではで好きです。 家族の笑い合う声が聴こえてきそう。

畳の広がる二間続きの和室は、 家族や親せき、お客さんが 集まるのにぴったり。 縁側越しに届く光が 欄間を抜けてふわりと広がります。

普段は、子どもの遊び場に。 おもちゃを目一杯広げていても おおらかな気持ちでいられる ゆるやかなスペースです。

仕事の日は、片側を リモートワーク用にゾーニング。 畳の上は、集中したい時にも 不思議と落ち着きます。

来客がある日は襖を開け放ち、 一気に「宴会場」へと表情を変えます。 用途が自在の柔軟さは、 続き間ならではの魅力です。

2階にも二間続きの和室が。 どちらも8畳の広々空間。 寝室や子ども部屋、 セカンドリビングとしても 使えそうですね。

豊富な収納が備え付けられており これなら追加で家具を 用意する必要はありません。

廊下を挟んだ窓の向こうには

洗濯物を 雨や周囲の目から守ってくれる サンルームに加え

空と里山、そして広大な敷地を望める ベランダがあります。

水回りの設備は1階に。 広い脱衣所は 外で泥だらけになった子どもたちを 一気にお風呂に入れたい時もありがたい。

吐水口、ライオンになってるんだ！ この遊び心、たまりません。

トイレは２つ並んでいる 昔ながらのつくりです。

敷地内の畑は約400㎡。 農具も残されているため、 その気になればいつでも 畑を始められますよ。

台所の下の「室」は 収穫した野菜の保管に便利。 扉を開けると……

この収納力！ 頼りになりますね。

土間では収穫物の下処理をしたり、 保存物を仕込んだり。

裏手の沢で春に花が咲き、 タラの木から山菜も採れます。

虫取り取り、秘密基地づくり、 沢まわりの探検など、 子どもの遊びが 無限に広がる環境です。

この家は、DIYも楽しめます。 工具の貸し出しがあり、 困ったときは大家さんも お手伝いしてくれる心強さ。 壁に棚を作ったり、 畑用の小屋を少し直したり、 自分たちの暮らしに合わせて 子どもたちと一緒に 「家も育てていく」ことができます。

また、ペットの相談も可能。 犬走りの長さや広い敷地は、 ペットとの暮らしにもぴったりです。

この家にお住まいになる際は、 町内会への加入を お願いしているとのこと。

年に数回行われる地域の草刈りや行事は 地域の暮らしを支える大切な活動です。

顔を合わせる機会が多いからこそ、 ご近所さんは新しい住人さんを あたたかく歓迎してくれるのだそう。 お隣はこのお家の前家主のご親族。 向かいや裏手の畑では ご夫婦が季節の野菜を育てていて、 畑の相談も気軽にできる環境です。

青柳駅までは徒歩圏内。 日帰り温泉施設もあり、 暮らしの楽しみが広がります。

欄間の影、畳の手ざわり、暖炉の熱。 どれも、この家が 長く愛されてきた証のようです。 畑で土に触れ、ご近所と挨拶を交わし、 子どもが季節とともに育っていく。

この家で育つ子どもたちも こうした暮らしに愛情を持つのでしょう。 やさしく紡がれていく、家族の時間を ぜひこの家で過ごしてください。 前のご家族も、周りの人たちも、 心から願っています。

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文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。16年で9回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk