正方形の寄木が織りなすリズム感と、
あたたかみのある雰囲気が魅力の
パーケットフローリング。

海外のアパートや邸宅で目にする
上質な床というイメージがある一方、
日本ではかつて小学校の床に
使われていたことから
懐かしさを感じる人も多いでしょう。
パーケットフローリングから連想する
その思い出、更新しませんか？
今度は渋谷のど真ん中で。

そうなんです、
お部屋があるのは
JR渋谷駅から徒歩7分、
六本木通りを南へ下ったあたり。
このエリアで見つけるのはむずかしい
センス良し、家賃も手頃な
一人暮らし用のリノベルームです。

なんといってもうれしいのは
玄関を入るといきなり
パーケットフローリングの
廊下が出迎えてくれること。
高さを調節できる造作棚の
中程にある重厚な天板は、

そのままキッチンへ、
さらに居室の中へとつながっています。

キッチンはコンパクトだけれど
それを許せてしまうかわいらしさ。
正面のシンプルな白いタイルに、
ガラスブロックは既存のものかな？
狙ってデザインしたとしか思えないほど
よく似合っています。
コンロは2くちあるし、
周囲のスペースをうまく活用すれば
がっつりお料理できる気がする。

先ほどもお伝えしたように
キッチンの天板は
室内扉をどーんと突き抜けて
居室まで延びていまして、

居室の中では
カウンターデスクという
新たな役割を担っています。
これはすばらしいアイデアですね。
右側のカウンターは
ささっと食事したり、
仕事したりする用。
左側のカウンターはテレビ台に。

おかげで9.5帖の居室を
のびのびと使うことができます。
テレビ台の前、写真手前には
ソファとコーヒーテーブルを。
写真奥の収納側にはベッドを。
そうそう、収納のルーバー扉も
いい味出してくれてるんです。

扉を開けると
ハンガーポール付きのクローゼットと
洗濯パンを兼ねていました。
なるほど、乾燥機にかけた洋服を
そのまますぐに収納できるのね。
これもナイスアイデア。

お部屋は二面採光で、
明るいだけでなく風通しもバッチリ。

片方の開口は扉になっていて、
こぢんまりとしたバルコニーへ
出られるようです。
たまにはコーヒー持って外へ出て
深呼吸、なんてのもいいかも。

居室がゆったりしているぶん
水回りはコンパクトで、
トイレと、その隣にシャワールーム。
バスタブの用意はございません。
まあでも、忙しいウィークデイは
これだけあれば問題ないですよね。
意外にも徒歩圏内に銭湯が複数あるので
お湯に浸かりたいときはそちらへどうぞ。

これだけ素敵なお部屋だもの、
理想の空間づくりに励んだり
仕事にのめり込んだり
お友だちを招いたりしている間に
あれよあれよと月日が過ぎて、
きっと長年住むことになるんだろうな。
それでもいつかは出ていく日がやってくる。
10年後、「パーケットフロア」と聞けば
小学校の記憶ではなく
渋谷のこの部屋での日々を思い出す、
そんな特別な存在になる予感がします。