時を重ねるにつれ経年変化が 楽しめるのが無垢の木材の よいところだと感じます。

そんな無垢材を ふんだんに使った外観。

写真は新築当時のものなのですが、 これらのシンボルツリーも より樹冠を広げ、 存在感を増しているのでしょう。

間取りとしてはメゾネット型の 1LDK+ロフトとなります。 1階の9帖の洋室は入居者負担で 間仕切りを建て、2部屋に 分割することも可能です。

床と天井も外観と同じく 木のぬくもりがたっぷり。 窓もエアコンも2つずつ 設けられているので お部屋を分けた後も 快適に過ごせそうですね。

職人さん手作りの可動収納も ついてくるので、 ライフスタイルの変化に合わせて、 レイアウトを変えながら 柔軟に空間を区切るのも よいかもしれません。

1階には洋室のほかに 水回りがまとまっています。 玄関からすぐ洗面にアクセスできる というのもうれしいポイント。

背面には大容量の可動式収納も あるのでタオルや洗剤のストックの 置き場に困ることはなさそうです。

トイレは階段下のスペースを活用し、 かわいらしくまとまっています。

さて階段を上がって2階へ。

LDKは約14帖の広さ。 部屋の角に斜めに入った火打ち梁も、 空間のアクセントになっています。

キッチン側からリビングへ 天井高のメリハリをつけることで、 より開放的な印象に。 吹き抜け側は屋根の勾配を そのまま現した竿縁天井となっており、 また異なる木の魅力を見せています。

バルコニーは屋根と壁のある お部屋のような空間。 のどかな田園風景をフレームのように 切り取っています。 こちらの黒い壁も天然の木材で 作られてるのだそう。

壁に塗られた漆喰も、 無垢材のように時間が経つごとに 味わいを増していく材料。 きっと今はこの時よりも より趣き深い表情を しているのでしょうね。

使いやすいL字型キッチンは 収納力もバツグン。 シンク側のカップボードが 手元を隠してくれるので、 リビング側からも見た目も すっきりと見えます。

ダイニングの窓辺にはカウンターが。 お子さんの勉強空間や、 リモートワーク時のワークスペース としても重宝しそうです。

リビングの一角には ロフトへの階段が設けられています。 1段目が大きくとられており、 クッションなどを置いて ベンチやニッチのようにも 利用できそうです。

そしてこちらがロフト。 お部屋としても使えそうな広さの おこもり感のある空間です。

この窓辺のスペースが 特に居心地がよさそうですね。 家じゅうに居どころがたくさんあり、 毎日どこで過ごすか 迷ってしまいそうなほどです。

お気づきの方がいるかも知れませんが 実はこちらの物件、以前にも ご紹介したことがありました。 https://bukkenfan.jp/e/5864282977076250552

この住まいは、きっと時を経るほどに 魅力を増していくのだと思います。 そんな未来の姿を楽しみにしながら、 ここで暮らしてみませんか？

文・佐藤シュン 浜松で設計事務所をやりながら、黒猫と暮らしています。