路地の奥にひょっこり姿を表す
小さな平屋が好きです。
ちらりと覗く外観の一部に
素敵なお家の予感がして、
近づくたびにその予感が
確信に変わって。
見慣れたら見慣れたで、
秘密基地感にワクワクできて。

このお家の場合
路地の途中に門扉があるので、
誰にも邪魔されずに
お家へアプローチできます。

こんなふうに
門扉をくぐった先に位置する
3DKのこぢんまりした平屋。
場所は北大路駅から徒歩約15分、
新大宮商店街のすぐそばです。

3DKといっても
玄関上がってすぐの和室は
2帖のコンパクトなお部屋。
京都の古民家によくあるスタイルですね。
お客さんが来たときの
来客スペースににしてもいいし、
玄関ホールのような空間として
整えてもいいなと思います。

その2帖のお部屋（右奥）は
板間のダイニングキッチンと
6帖の和室につながっています。
大切に住まれてきたのでしょうか、
畳や建具の状態はすこぶる良さそう。

ダイニングキッチンの
床板も味わい深い。
コンロは自分で用意する
必要があるものの、キッチン自体は
新調されたばかりだそう。
窓が小さいのが
残念っちゃあ残念ですが、

お部屋はL字になっていて、
ちょうど中程の天井に
トップライトのようなものを発見。
勝手口からも光を取り込めます。

和室は6帖のお部屋と、

その隣に4.5帖のお部屋。
奥の格子戸を開けると、

ゆったりした広縁がありました。
しかもお庭付き！

このサイズでも専用庭が
あるのはうれしいですね。
洗濯機置き場はここだから、
こだわりのランドリースペースに
仕上げたいな。

広縁に戻りまして、
奥に見えるのは洗面台と
バスルームです。
庭とバスルームの間に
シンデレラフィットする
洗面台もキッチンと同じく
2025年5月に新調されたばかり。

バスルームは新品ではないけれど
きれいなうえ小窓付き。
徒歩圏内に銭湯もいくつか
あるそうですよ。

水回りで唯一レトロな
トイレがまたよいのです。
窓の木枠、床の玉石タイル、
昔ながらのちっちゃな手洗い。

そして窓は型板ガラスです。

ちなみにこのお家、
ほかにもいろいろな模様の
型板ガラスあるんです。
ノスタルジックで、

なんだかエモい。
昭和レトロ好きには
たまらないですね。

おそらくみなさまも
ひょっこり覗く外観に抱いた
素敵な予感が
確信に変わったことでしょう。
好きになったら行動あるのみ、
秘密基地へ向かって路地を進む
ドキドキ感を、あなたの日常に。