名古屋・本山。 東山線と名城線が交わる便利な駅でありながら カフェや雑貨店が点在し 歩いて楽しい文教エリアです。 学生街の賑わいと 静かな住宅地がほどよく混ざり合い “住む街”としても人気がある街。

そんな本山の一角にあるのが 木の温もりに溢れる部屋です。

居室に入り、まず目に飛び込んでくるのは あたたかな表情の無垢の床。 裸足で歩きたくなるやさしい質感が 毎日の暮らしに安心感をくれます。 壁は落ち着いたグレーカラー。 シンプルでありながら 木の温もりと組み合わさって やわらかな雰囲気をつくります。

最上階のため天井は斜めに。 屋根裏部屋のような秘密基地感と 勾配天井特有の伸びやかさがあり 窮屈さを感じさせません。

収納はお部屋の一角に。

マットなブラックの扉が お部屋の表情を ポイント的に引き締めます。 中にはハンガーパイプや 枕棚もあり使い勝手がよさそう。

この部屋には ちょっとした工夫がそこかしこに。 ステンレスの天板や 使いやすいガスコンロはそのままに 化粧板を新しくしたキッチン収納。 お部屋に溶け込む木目調の面材が 家具のようで美しい。

いつも目に入る位置には お気に入りの雑貨を 並べられる飾り棚。

窓は二重になっていて 断熱性や結露防止も安心。 夏も冬も快適に過ごせます。

コンパクトながら雰囲気のある 造作洗面台には ありそうでないL字の棚。

どれも“ただ住む”だけでなく “自分らしく暮らす”楽しみを くれる仕掛けです。

とことんシンプルに仕上げたトイレは ブラックのペーパーホルダーが シックなアクセントに。

浴室にも窓があるので いつでもすっきりと風が通ります。

休日は、駅近くの散策がおすすめです。 朝は「カンノンコーヒー」で スコーンモーニングを。 昼は「クオーレ・エ・マーレ」で 気軽にイタリアン。 午後は「カミヤベーカリー」で 明日の朝食用のパンを買う。 そんな小さな贅沢が、 この街の日常です。 スーパーや ドラッグストアも揃っているので 暮らしやすさも安心。 散歩コースとして人気の 東山公園や覚王山も近く 少し足をのばす度に 新しいお気に入りが見つかる予感。

エレベーターはありませんが、 502号室でありながら実は4階。 「明日はどこへお出かけしよう」 「今夜は何作ろうかな」なんて 頭の中で予定をたてながら上がったら あっという間ですよ。

そして部屋に帰りついたら 無垢床に素足をのせて深呼吸。 飾り棚を自分らしく彩ったり、 窓辺でゴロンと寝転んで読書したり。 そんなシンプルで豊かな時間を このお部屋はきっと叶えてくれます。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。16年で9回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk