建築士や作家、料理人などなど、 さまざまな肩書のクリエイター13名が それぞれに内装デザインを担当した、 レイアウトも設えも部屋ごとに違う 賃貸マンション「ロイヤルコート嵯峨」。

物件ファンでもおなじみの CONTEMPORARY COCOON ROOM702さんが 昨年末からひそかに進めてきた プロジェクトとのことで、 情報が小出しになるたびにフォローし、 完成を心待ちにしておりました。 https://www.ccr702.com/royal-court-saga

このたび竣工目前となり、 プロジェクトの全貌があきらかに！ 13人のデザイナーによる13部屋を オープンハウスで見学できるそうです。

お部屋は25㎡〜50㎡超えのものまで 広さもさまざまですが、 どの空間も期待以上の仕上がり。 個人的に気になった部屋を いくつかご紹介しますね。

まず、家具職人のSTUDIO-Aさんが デザインした208号室。

お部屋の主役は針葉樹合板を 贅沢にあしらったキッチンで、 天板と壁の白タイルがなければ 完全にインテリアです。 キッチンに仕込まれたテーブルと ベンチまで造作しちゃうのが 家具職人ならではの仕様。

ロフトにも厳選された 合板がたっぷりと。 床のサイザル、収納の建具に あしらった藤も相まって、 天然素材が織りなす 温かみに包まれるよう。

続きまして、こちらの302号室は 作家の土門蘭さんがデザインした 51.78㎡の1LDK。 作家らしく、コンセプトは 「文章を書くための部屋」だそう。

おもしろいのは個室が 二重のカーテンで仕切られているところ。 土門さんはここを「緩やかに社会と 隔絶された、ひとり深く内面に潜る ための部屋」と考えたようですが、 もちろん寝室にしてもOK。

一方、LDKは 外とつながるための明るい空間。 アールの本棚の横にある造作デスクには アイデアを書き留めたりメモを貼れる ボードも備え、書き仕事が捗りそうです。 床の丸い窪みは植物を置くためのもの。

そして上階にある CONTEMPORARY COCOON ROOM702さんが デザインを手がけた502号室は とびきり気持ちがよさそうな空間。 カーテンで仕切ることのできる 開放的なビッグワンルームです。

天井の格子には、花や植物を たくさん吊るして。

窓の外には、居室よりも大きい バルコニーが広がります。 BBQもヨガもなんでもできますね。

そのほかにも、料理人兼料理の 中舎慎太郎さんがデザインしたお部屋、

クリエイターの藤原麻里菜さんが デザインしたお部屋など、 見ているだけでわくわくする 13の空間が1つの建物に。

設計を生業にしていない人の 大胆なデザインに膝を打ったり、

プロの建築家の緻密な仕事に 感心したりしているうちに すべての部屋を見てみたく なること請け合い。

オープンハウスの期間は 9月15日（月）～20日（土）まで、 だれでも参加可能とのことなので、 京都近郊にお住まいの方は 足を運んでみてはいかがでしょう。

※17日（水）はお休み ※現地準備室にて、10時〜17時開催 https://maps.app.goo.gl/8Ti97D7zWHE6gUCW7