よろい戸に室内窓、 ヘリンボーンの床などなど…、 すてきなエッセンスが たっぷり詰まったこちらのお部屋。 実は長年海外で暮らしてきた オーナーさんが作り上げた こだわりのリノベマンションなんです。

例えばキッチン。 海外では単身サイズの住居でも 大きな冷蔵庫とガスオーブンが ついてくるのだとか。

こちらのお部屋も オーブンのような調理ができる ハイクラスのガスコンロを設置し、 冷蔵庫置き場も通常よりも 広めに確保しています。 サブウェイタイルに造作された ニッチもかわいらしいですね。

広いワークトップの反対側は、 スツールを置いてテーブルとして 利用できるように造作されています。 天井も高く、室内窓越しに外の景色も 望めるので、こちらのダイニングも 面積以上の空間の広がりを感じます。

キッチン横の白いよろい戸の中は…、

洗濯機置き場になっていました。 上部に棚やハンガーパイプもあるので、 日用品のストックや オフシーズンの衣類の収納にも 活躍してくれそうです。

ダイニングの奥は土間仕上げの リビングルーム。 ブリック仕様の壁は暖炉を イメージしたのだそう。 三角形の空間になっているので 壁沿いにソファーを置けば 窓からの眺めを楽しみながら ゆったりとくつろげそうですね。

リビングとダイニングを仕切る こちらのドアはヨーロッパ製の アンティーク品となっています。 その雰囲気に合わせるよう、 扉の周囲もデザインされています。

そしてこのお部屋の自慢が ルーフバルコニーからの景色！ これからの季節は夕涼みがてら、 西新宿の高層ビル群が夕映えに 染まる様子を眺める 贅沢な時間が過ごせそうです。

そしてやっぱり夜景も素晴らしい。 ライトアップされた都庁の上に 浮かぶ月も美しいですね。

室内に戻ってこちらは寝室。 コンパクトですがバルコニーに続く 大きな窓があるので開放感は抜群です。 目が覚めると朝焼けに照らされた ビル群が見に飛び込むというのも このお部屋の特権です。

反対側にはオープンクローゼットも あるので洋服の収納はこちらに。

掘り込まれたモザイクタイル貼りの 鏡がおしゃれな水回りスペース。 ソープディッシュや水栓も かわいらしいものが選ばれ、 一日の疲れをゆったりほぐして くれそうな空間です。

トイレは寝室と同系色のブルーが 爽やかな空間となっています。

トイレに通じる玄関ホールも かわいらしい収納が造作されています。 スイッチやドアノブなどの小物まで こだわりが感じられますね。

こちらが間取り図。 第2のリビングのような、 ルーフバルコニーのおかげで、 都会に暮らしながら季節の移ろいを 感じられそうなお部屋です。

3路線3駅が利用できる 通勤にも便利な立地でありながら、 新宿中央公園まで徒歩10分ほどという 自然もすぐそばに感じられる環境。 その上あのインテリアということで、 都会に住む醍醐味を実感できそうな お部屋ですね。

文・佐藤シュン 浜松で設計事務所をやりながら、黒猫と暮らしています。